エンジンの燃料に種類がある理由
いま現在、道路を走っている車(エンジン車)の
燃料のほとんどは石油を原料としたガソリンか、
軽油(ディーゼル燃料)のどちらかになっています。
ちなみにガソリンとディーゼル燃料って、
何がどう違うのか?一緒じゃダメなのか?
あるいは、
混ぜたり入れ替えてもいいのか?といった
素朴な疑問を持つ人も結構多いんじゃないかと・・
そこで今回は、その違いと、
なぜ燃料には種類が分けられているのか?
についてお話ししたいと思います。
その前に、
燃料の価格について少し・・
日本ではガソリンの方が価格が高く、
ディーゼル燃料の方が安いんですけど、
品質や製造原価に差があるからという訳じゃなく、、
これはガソリンとディーゼル燃料に対する
課税額(割合)が国の政策で異なっているからで、
実際には、課税前の価格はほとんど差がありません・・
話を戻します。
燃料の種類によって大きく違うのは、
何といっても『車種による用途』で、
ガソリンの方は、乗用車や小型トラックといった、
車のサイズやエンジンの排気量が
比較的小さな車に使われています。
一方でディーゼル燃料は、
大型トラックに代表されるように車のサイズも
エンジン排気量も大きな車に使われています。
これは、エンジン排気量がたとえ同じでも、
構造上ガソリンエンジンの方が重量が軽く、
ディーゼル車の方が重くなるためで、
乗用車サイズの車に、
重量の軽いガソリンエンジンが採用されるのも、
こうした合理的な理由があります。
じゃあ、大型トラックにディーゼル車が多いのは、
その逆の理由だからか?というと、、
たしかにそれも理由の一つですが・・
もっと大きな理由は、ディーゼルエンジンが、
ガソリンエンジンよりも低い回転数で、
より大きな出力を発揮することが出来るためです。
というのも、
もし大型トラックの燃料がガソリンだと、
同じ排気量で同じ出力を発揮させようとしても、
ディーゼル車より高回転にする必要があります。
すると、重い荷物を運ぶのに
大きな力を必要とする大型トラックにとっては、
エンジン回転数のちょっとした変化でも、
出力に影響が出ることになり、結果として、
低回転では出力不足になってしまうんですね。
そう考えると大型トラックには、
ディーゼルエンジンの方が適しているといえます。
ところが実際、海外に行ってみると、
ガソリンエンジンの大型トラックも走っていますが、、
ただ、同じ出力のディーゼルエンジンよりも
エンジン排気量を大きくする必要があるので、
さっきお話ししたように、
こうしたトラックは、国の政策によって、
ガソリン価格の安い国に多く見られる傾向です。
関谷はやと
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