『あのアナウンス』の理由　

From：関谷はやと

コロナウィルスによる影響が始まってから、
丸々２年以上が経ち、今年はようやく
制限のないＧＷとなったことから、

公共の交通機関や場所などで、
『携帯電話のスイッチをオフにしてください』
というアナウンスを久々に聞いた人も
いるんじゃないかと思います・・

ところで、
こういったアナウンスがされる理由を
改めて考えてみると、
『公共の場所における通話マナー』と、
『携帯電話から発する電波の影響』で、

周辺にある精密機器や
ペースメーカーのような医療機器に
誤作動やトラブルが発生する可能性が
無いとは言えない・・という
２つの理由があることが分かります。

まあ、通話マナーの方は、
着信音の鳴らないマナーモードがあるので、
あとは大声で通話さえしなければ、
周囲の迷惑になることはありませんし、
通話しちゃダメな場面では、
そもそも電話を取らないという、
マナーの問題ですが・・

もう一つの、携帯電話から発する
電波の影響については
『ある』または『ない』という風に、
それぞれ見解が分かれるものの、

携帯電話から電波を発したり、
受信しているのは間違いないので、
『どの程度の影響を及ぼしているのか？』
というのが本質だと思います。

ところが電波って、
ラジオやテレビでも電波を使っているし、
野球やサッカーのスタジアムや、
競輪や競馬といった公営ギャンブル場でも
携帯電話が普及する以前から、
観客がラジオやポータブルテレビを
場内に持ち込んでいたはずなのに、
なぜ携帯電話ばかりがやり玉に挙がるのか、
不思議に思ったことはありませんか？

携帯電話はラジオやテレビと異なって
電波を受信するだけじゃなく、
発信するからでしょうか？

その疑問を解くカギになるのが、

電波（交流電気の波）が、
1秒間に何回波打つのか？によって、
電波の種類を決めている
『周波数（単位はＨｚヘルツ）』
と呼ばれるもので、周波数の大きさによって
その影響度合いも変わってくるんですね〜

ちなみに、
コンセントの電気にも周波数があって、
西日本では６０Ｈｚで
東日本が５０Ｈｚとなっています。

またラジオやテレビの電波は、
コンセントの５千〜５００万倍の
周波数となっていて

それを超えるのが
電子レンジや携帯電話の電波となり、
このくらいの周波数から、
ラジオやテレビといった
目的の受信機器を作動させる以外に、

周囲にある精密機器や物体にも
影響を及ぼすようになるため、

最初にお話ししたような、
『携帯電話のスイッチをオフにしてください』
というアナウンスが入る理由になっています。

関谷はやと

 
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