今がちょうど入れ替わりの時かも・・な話
18年後となる2040年には
エンジン車の販売を終えると宣言し、
脇目も触れずにEV化を進めている
日本の自動車メーカー『ホンダ』は、
以前このメルマガでもお話しした
異業種であるソニーとEV事業で提携する、
というニュースで話題となったばかりですが、
そのホンダが今度は、アメリカの、
というより世界を代表する自動車メーカー
GM(ゼネラル・モーターズ)との間で、
EV開発事業を世界規模で展開する
という提携をしたんですね〜
そんな訳で、
僕にとってはF1レースで活躍したホンダが、
独特の技術を集約して作ったエンジンに対して、
ある種、工業芸術品のような印象を
持ってたんですけど・・残念ながら、それも
過去の話になっていくのかと実感しています。
ところで、
自社のラインアップのEV化を進めているのは、
何もホンダばかりじゃなく、
世界でも珍しい軽自動車から大型トラックまで、
すべて1社で作っていた三菱自動車も、
(今は乗用車とトラック部門が
別々の会社になりましたが・・)
積載量2トンクラスの、
いわゆる『小型トラック』で、
すでに発売しているEVトラックの
次世代モデルを今年度中に発表するそうで・・
それに先日このメルマガでもお話しした、
トヨタの子会社でトラック部門を担当している
日野自動車が、
軽油を燃料とするディーゼルエンジンの
燃費・排気ガスデータを国土交通省に対して
不正に届け出ていた問題をきっかけに、
日野自動車も含めた他のトラックメーカーも
一斉に小型EVトラックを今年度中に発売する、
というニュースが出たことを考えれば・・
自動車の動力がエンジンから
電気モーターへと移り変わっている現実を
過去5年とこれからの5年といった風に、
長い期間で見ていくと、
メジャーとマイナーの入れ替わりが、
今まさに行われている時代に、
僕たちが立ち会っていることが分かります。
そこで次回以降は、
エンジン車とEVとの関係によく似た現象、
いうなれば時代の流れとともに、
それまで主流(メジャー)だったものが、
少数派(マイナー)に取って代わられ、
一方で、それまで数ある選択肢の
一つでしかなかった少数派が、
どういった背景でメジャーになったのか、
についてお話ししたいと思います。
関谷はやと
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