メジャーとマイナーが入れ替わった瞬間 

From:関谷はやと


前回のメルマガで、
エンジン車からEVへと向かっている現象を
エンジン車が主流(メジャー)とするなら、

現在でこそ、
エンジン車と比べて台数が少なく、
まだまだ少数派(マイナー)な存在のEVを
世界中の自動車メーカーが
推し進めだしたことに対して、

今まさに車の動力において、
メジャーとマイナーとの入れ替わりが
起きていると表現しました。

ところが、こうした現象というのは、
何も今回が初めてな訳じゃなく、
それまでメジャーだったものが、
時代の変化とともにマイナーとなり、

その反面、数あるマイナーなものの中から、
メジャーになっていく事って、
実は様々な分野で数多く見られるので、
今回のメルマガから、
その話題についてお話ししたいと思います。

まず前回話題にしたホンダですが、
僕のイメージの中でのホンダは、
高性能、高出力のエンジンを作るためなら、
何よりも優先して開発に力を入れる会社、
だと思っていたんですよ。
 

排気ガス規制に適合したことで
ホンダが世界で認められる契機
となったCVCCエンジン

もちろんその理由は、
ホンダの創業者である『本田宗一郎氏』の存在で、
現在のホンダがあるのも、
本田宗一郎氏が、他社には無い技術、
誰も思い付かないようなアイデアで
エンジンを作ることに終生、
心血を注いできたからです。

そういった点で見ると、
本田宗一郎氏の考えるエンジンがメジャーで、
社内の他のエンジニアが考えるエンジンは、
マイナーな存在だと言えます。

ちなみに、その当時(1970年前後)
ホンダ社内でのメジャーなエンジンは、
エンジンを冷やすための冷却水を通さず、
走行中の風を当てるだけで冷やすタイプの
空冷エンジンと呼ばれるものでした。

ところが、ちょうどこの時代、
環境問題をきっかけに
排気ガス規制という課題が、
ホンダに突き付けられるんですね〜

水冷エンジンに比べて
エンジン本体の冷却効率に劣る空冷式は、
同時に排気ガス温度のコントロールも
やりにくいという問題を抱えていて、

空冷エンジンのままでは、
厳しい排気ガス規制に適合させるのは無理だ!
という若手エンジニアの声(マイナー)が、
上がってはいたものの、、本田宗一郎氏は、

水冷エンジンだって、
結局は風を当てて冷やすんだから、
だったら最初から空冷式にした方が、
シンプルでメンテナンスもしやすいだろう!
という持論を曲げませんでした・・

ところが、
本田宗一郎氏とともにホンダを支えてきた
副社長である藤澤武夫氏の

『本田さん、あなたは社長として残りますか、
それとも技術屋としてホンダに残りますか』

という説得により、
社長として残ることを選んだ
本田宗一郎氏に対して、
『じゃあ水冷エンジンの開発を
やらせてもいいのですね』となり・・

この出来事をきっかけに、
マイナーな水冷エンジンがメジャーへと
なっていったんですね〜

関谷はやと

 
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