全勝優勝　

From：関谷はやと

世界中を混乱させた
新型コロナウィルスの影響を
受けたこともあって、
すんなりとは行きませんでしたが・・

『東京オリンピック』が、
いよいよ今週末から開催されますね〜

それもあってか、
オリンピック競技種目以外の
様々なスポーツも、
いつも以上に注目されてる気がします・・

そんな中、
昨日は大相撲夏場所が千秋楽を終え、
６場所ぶりの出場となった横綱白鵬関が、
なんと１５戦全勝で優勝しました。

そこで今回は、
大相撲の話題について
お話ししようと思います。

今場所、白鵬関は
４５回目の優勝を果たしましたが、
ただ３６歳と、
相撲界では年齢的に見ても、
とうにピークを過ぎてるはずで・・

その状況での全勝優勝ですから、
すごいとしか言いようがないはずです。

ところが世間では、

今場所、白鵬関が見せた、
勝ちにこだわった取り組みスタイルに、
『横綱相撲とは呼べない！』と、

かなり手厳しい見方をされた面もありました。

たしかに、
１４日目に見せた『奇襲攻撃』のような、
仕切り線からはるか後方に下がり、
土俵際で構えた立ち合いや、

千秋楽で全勝同士の対決となった、
大関照ノ富士戦との立ち合い時に見せた、

『かち上げ』と呼ばれる
カギの字に曲げた自分の肘を、
相手の胸に押し付ける技を繰り出すなど、
（危険な肘うち（反則技）と似ているため）

元々傷めている右ひざをかばってか、
立ち合い時に、相手力士とのぶつかりを
避けるような取り組みスタイルが、
批判された訳なんですけど・・

でも、ルール内であれば、
『何よりもまず勝つこと』というのが
勝負事では必要なわけで、

これがもし勝つことじゃなくて、
『勝ち方、取り組み方』
ばかりで評価されるなら、

例えば今度は、

相手力士の方が、
『横綱は正面相撲しか取らない』
という誤った認識を持ってしまいます・・

まあ、今お話ししたような、
荒っぽい技をどこまで使うかは、
もちろん本人次第ですが、、

でも稽古ならいざ知らず、
試合本番では（ルールに沿っている前提で）
持てる技を全て使うというのが、
勝負事だと思いますし、

現在の白鵬関の取り組みスタイルを、
横綱になったばかりの頃と比べて、

プロレスのヒール（悪役）のように
重ね合わせる人もいますが・・

それよりも、たとえ周囲から、
ピークを過ぎたと言われようが、
白鵬関の『相撲を取り続けること』
にこだわっている姿の方を、

まず評価してあげたいなあと・・

関谷はやと

 
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