東京モーターショー中止の背景　

From：関谷はやと

昨年の今頃は、
新型コロナウィルスの
感染拡大防止の観点から、

様々なイベントが中止もしくは、

仮に開催しても無観客や
オンラインのみでの開催という対応でした。

それが、ここへ来てようやく
特にプロ野球やサッカー、
大相撲のような、
興行性の高いスポーツイベントでは、
人数の制限がありながらも、
観客を動員できるようになりました。

出来ることなら、このまま
観客動員数の上限も緩和されて、

以前のように賑わいのあるイベントが
開催できるようになって欲しいなあ、
と個人的には思ってるんですけど・・

まあ、そうなるためには、
何よりもコロナウィルスが
収束しなければなりません。

そんな背景もあって、本来なら
今年の秋に開催される予定だった
『東京モーターショー（隔年開催）』も、
残念ながら今回は中止となり、

２年後となる２０２３年に
持ち越されることとなりました。

ところで、

いつもこのメルマガを
読んでくれている人の中には、

他のイベントみたいに、
オンライン開催はしないのか！？
って思ったかもしれません・・

たしかに僕も
同じように思ってたんですけど、

主催者である
日本自動車工業会の会長
豊田章男氏（トヨタ社長）によると、

オンラインでの開催を検討したものの
『実車にこだわりたい』という理由から、
今回は中止にします、とのことでした。

理由としてはもっともです・・

ただ、これはあくまで僕の想像ですが、

本音の部分では、

いくらオンライン開催だといっても、

今からでは自動車メーカーや
部品・製品メーカー側の準備が
間に合わないからじゃないかと・・

逆にいうと、
今回のコロナウィルスの影響は、
そのくらい大きかったんですね〜

という訳で日本では、
２年先の開催となりましたが、

つい先日、アメリカでは、
ニューヨーク市のクォモ市長が、

東京モーターショーと同様
実車を展示する
リアル開催にこだわった結果、

なんと今年の８月に、
コロナウィルス感染拡大前の規模で

『ニューヨーク・モーターショー』を
開催すると発表していました。
（例年だと３〜４月の開催）

そして
この２つの話題を重ね合わせると、

モーターショーといえば、
１０万人単位の規模で
集客が見込める一大イベントで、
その宣伝効果は絶大です。

ただその分、
相当な準備の手間と期間を要するので、
今の状況では、例年と同じように
世界の各都市で開催するのは無理・・

そこで今回はアメリカに任せた、
という形で落ち着いたんだと思います。

関谷はやと

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