カーボンニュートラルという名のもとに 

From:関谷はやと

車業界向けの日刊紙に、

日本のあるトラックメーカーが、
エンジンを停止していても
電動モーターを使って
放水できる消防車を開発し、

これによって、

消火活動中に発生するCO2
(二酸化炭素)の排出量を抑制するとともに、
夜間の騒音発生も抑えることができる。

という記事が載っていました・・

もう1件は、
日本の電機機器メーカーが、
今後も増えるであろう電動車向けの
電気モーターの生産能力を

2025年に
年間500万台レベルにまで
引き上げる計画を発表していました。

ところで、
この2つの話題に共通しているのは、

世の中の活動で発生するCO2と、
削減の取り組みによって理論上
あるいは実質的にCO2が吸収される

いわゆる
『カーボンニュートラル』と呼ばれる
考え方から来ているんですね。

たしかに、
CO2排出量の増大は、
気温の上昇や
環境悪化の一因とされているので、

『カーボンニュートラル』への取り組みが
大切なことはよく分かります・・

しかし、だからといって、
人命救助と類焼を防ぐのが第一の
火災時の消火活動に、そこまで
気を遣わなくちゃいけないんでしょうか?

例えば、消火活動の途中で、
もし電線に火が回ってきて
電源が使えなくなったら放水できませんよね。

まあ、、実際にそうなった時には、
すぐエンジンからの動力へと
切り替わるよう作ってあるんでしょうけど、
それでも一瞬は放水が止まるはずです。

また、もう一方では、
増えていく電動車の需要に応えるため
電気モーターを増産するのも必要ですけど、

でも電動車って、
モーターをはじめバッテリーに使われる
金属類の量が、エンジン車よりも多いので、
そのぶん重いんですよね。

ということは、
それだけ世の中にある資源を
使っているということになります・・

こんな風に、

車が生産されてから廃棄されるまでの、
すべてのエネルギー消費量を
CO2排出量に換算したうえで、

カーボンニュートラルという視点から
どの方法が一番効果的なのか?

そういった考え方が、
世界の共通認識になろうとしていますが、

ただ、
何にでもカーボンニュートラルを
当てはめてしまうのは、

本来の目的から違った方向へと進みそうで、
ちょっと気になります・・

関谷はやと

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