21世紀の帆船
自動車関連ニュースの中に、
なぜか『船』の話題が載っていました。
というのも、
フランスのタイヤメーカー『ミシュラン』が、
自社製品の海上輸送(大西洋上)において、
CO2の排出量をなんと90%も削減できる
『輸送船』を使うことを発表したからです。
ちなみに、ミシュランのタイヤって、
知ってる人もいるかもしれませんが・・
グルメの話題や
レストランの格付けで有名な
あの『ミシュラン』と同じ企業なんですよ(驚)
話を戻します。
ところで輸送船といえば、
一般的には貨物船と呼ばれ、
コンテナ専用船とか石油タンカーとか、
自動車輸送船なんかがあって、
そのどれもが大きな船体に、
荷物を積むための大きな空間と、
大きなエンジンを備えているという
イメージがあります。
じゃあミシュランの輸送船は、
一体どんな方法を使ってCO2排出量を
90%も削減するというんでしょうか?
そこで、
ミシュランの輸送船を見てみると・・
なんと船のデッキに大きな柱を立て、
その柱に張った大きな帆で風を受けて走る
『帆船』になっていたんですね〜(驚)
もちろん
エンジンも備えていますが・・
しかし帆船って、
一気に150年前まで
タイムスリップした感じですよ。
でも、よく考えてみれば、
帆船を走らせるために利用する風って、
大昔から変わらず
自然界で発生しているものですが、
ただ風の場合は、
何かの原因で全く吹かない時もあれば、
台風みたいな場合もあるため、
安定的な輸送という点では今ひとつです。
それが石油とエンジンの登場とともに、
ある程度の天候なら気にすることなく
安定して船を出すことができるようになり、
そのおかげで物流量が一気に増え、
人々の暮らしも近代化していきました。
ところが、、
エンジンからの排気ガスは、
地球上のCO2総量を増大させ、
それが原因で、
自然環境の悪化を引き起こすことになり、
それを改めようと
今の時代になって再び、石油から
別のエネルギーへとシフトし始めました。
その一環として登場したのが、
帆船タイプの輸送船なんですね〜
まあ、
現代のテクノロジーで作った帆船なので、
150年前とは比べ物にならないほど、
船そのものの性能も進化しているはず。
言うなれば、
『21世紀の帆船』ってとこでしょうか。
関谷はやと
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