レベル２と３の違い　

From：関谷はやと

高速道路や一部の自動車専用道路で
車のハンドルから手を放したままでも、
自動で運転してくれて、おまけに、
渋滞や前方の危険を察知すれば、
自動で減速したり安全な場所に退避して
停車してくれるという、

いわゆる『自動運転レベル３』
と呼ばれる機能を搭載した車が、
このたびホンダから世界初登場します。

僕がこのニュースを初めて聞いた時、
『ホンダの車が世界初！』
というのにも驚いたんですが、

それよりも、
車の動きそのものを
自動運転に委ねてしまうことに対しては、

慎重すぎるくらい、
とても慎重に判断しているイメージがある
『日本』で認可が下りたことの方が驚きでした。

ちなみに、テスト的な意味合いで
自動運転車が走ることができるエリアを
限定した上でなら、世界の中でも
例えばグーグルが無人運転みたいなことを
やってましたが・・

それに比べてホンダの場合は、
どんな人が運転するか分からない市販車、

その気になれば
（お金があればという意味ですよ。笑）
僕だって普通に乗ることができるんですから、

そう考えると、
ホンダの自動運転技術の信頼性が、
他社より抜き出ているんだと思います。

ところが、、
テレビやネットのＣＭを見ていると、
自動運転なら日産の車だろう！

と思ってしまうくらい、日産では
ずっと以前から自動運転できるモデルを
前面にアピールしていました。

そこで、
今回発売されるホンダの自動運転と、
すでに普及している日産の自動運転とでは、
何がどう違うのか？

いつもこのメルマガを読んでくれている
あなたも、多分この点が分かりにくいのでは？
と思ったので、今回の話題にしました。

まず『自動運転レベル３』については、
最初にお話しした通りです。

そして、
もう一つ手前の『レベル２』というのが、
現在、日産をはじめ他社でも採用されている
自動運転レベルなんですけど・・

レベル２でも、
運転中にハンドルから手を放して
問題なく走らせることが可能です。

じゃあ、レベル３とレベル２とで
大きく違うのは、一体何でしょうか？

それが、自動運転中に
ドライバーがどこまで関与しなくちゃいけないか、
という点の違いなんですね〜

まず、
すでに普及しているレベル２の場合、
例え自動運転中であっても何かあれば、

いつでもドライバーがハンドルを握れるよう、
運転中は、車の動きを
常に監視しておかなくちゃいけないのに対して、

レベル３だと自動運転中であれば、

ドライバーが監視してなくても、
何かあると車から警告が発せられた上で、
減速するのか、
ハンドルを操作して障害物を避けるのか
あるいは安全な場所に退避して停車させるのか、

これらの判断を
車自身が自動でやってくれるんです（驚）

もちろん車の代わりに
ドライバーがハンドルを握っても
何の問題もありませんが、

一見分かりにくそうですけど、
レベル２とレベル３とでは、
実はこのくらい大きな差があるんですよ。

関谷はやと

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