製品がマイナー化すると・・
From:関谷はやと
先日このメルマガで、
タイヤメーカーのブリヂストンが、
2022年末をもって
レーシングカート用のタイヤ供給を止める、
というお話をしましたが、
その理由の一つに、
カートレース人口の減少に伴う
レーシングカート用タイヤの需要減と、
今ではほとんど採用されることが無くなった
『バイアス構造』と呼ばれるタイプの
タイヤだったこともあって、
事業構造見直しの対象となり、
今回の決断に至ったそうです。
ちなみに、
『バイアス構造』というのは、
どんな構造のタイヤなのかというと、
タイヤの内側材料と
接地面となる外側との間に
繊維製の『コード』と呼ばれる補強材を
何層か重ねただけの
シンプルな構造となっていて、
現在では、
農耕車や未舗装路面を走るトラックや
産業車両のほか、
比較的低速でしか走らない車などに
採用されています。
対して、今主流となっているのが、
『ラジアル構造』と呼ばれるタイプで、
こちらは
高速でも安定走行できるように、
さっきお話しした『コード』という補強材の
さらに外側を『ベルト』と呼ばれる補強材で、
締め付けるような構造となっています。
そんな訳で、
ブリヂストンほどの巨大企業ともなると、
レーシングカート用タイヤのような、
需要の少ない製品を供給し続けるには、
無理があるといえばその通り・・
まあ、マイナー製品にとっては、
これは宿命みたいなもので・・
ただ、そうかといって、
『撤退するから、もう後のことは知らない』
なんてことは無いはずなので、
たぶん今から2022年に向けて、
レーシングカート用タイヤの生産を
引き受けてくれるメーカーを
探していくんじゃないかと思います。
すると前回もお話ししたように、
この手の話題が発表されると、
よく言われる
『モータースポーツに力を入れないのは、
経営陣に車に対する思い入れが無いからだ!』
などと批判するのは、ちょっと短絡的かと・・
せめて、
『じゃあ、今のユーザーに対して、
この先どうするつもりなんだろう?』
という程度の反応でいいんじゃないかなあと、
個人的には思ってます。
何だかタイヤの構造の話から、
逸れてしまいましたが・・
特にマイナー化した製品ほど、
メーカーも慎重になってるので、
仮に、いま発表されている情報が、
そう受け取るしかなかったとしても、
関連する情報を
公表できるようになるまでには、
ある程度の準備や順序が必要なので、
その辺りは理解してあげたいですよね。
関谷はやと
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