うっかリモコンキー（笑）　

From：関谷はやと

前回のメルマガでは、
ドアロックの開錠やエンジン始動に使われる
リモコンキーの電池切れに気を付けることと、

スマートフォンのように、
電波を発受信する機器の近くに
置きっ放しにしたりすると、

スマートフォンを車側の受信機と勘違いして、
リモコンキーが常に作動しようとするため、
場合によっては電池の消耗が早くなる、
というお話しでした。

そこで今回は、さらに踏み込んで、
実際にリモコンキーが
電池切れになってしまうと、
一体どういう状態になるか？
というのをお話しします。

その前に、
まずリモコンキーの特徴について、

車から離れた場所にいても、
ボタン操作でドアキーの開錠や
施錠ができるほか、

リモコンキーを携帯してさえおけば、
ドアハンドルに触れるか、
ドアハンドル付近にあるボタンを押すだけで、
ドアキーの開錠、施錠ができます。

そうして運転席に乗り込めたら、
あとはスタートボタンを押すか、
回転式のツマミを回せば、
エンジンが始動するという仕組みです。

ちなみに、
ここまでのシステムはすべて
リモコンキーから発する電波と、
車側に設置された受信機とのやり取りが
正常な場合に限って作動する訳なので、

そのためには
リモコンキーが電波を発するための
『電池』が必要なことが分かります。

ところが！
車に乗るのはあくまで生身の人間です・・
『つい、うっかり』
電池切れに気付かないことだって
当然ながらあるんですよね〜

すると、
いまお話しした作業をやっても、
ドアキーは開かないし、
車にも乗り込めないので、
エンジンを始動することはできません。

前回もお話ししましたが、
たとえば大雨が降っていたり、
極寒とは行かないまでも、
寒いところでこんな目に遭うのは、
とても困りますよね・・

そこで自動車メーカーは、
たとえリモコンキーの電池が切れても、
とりあえずドアを開けて
車内に入れるようにするため、

リモコンキーと一緒に、
鍵穴にキーを差し込む従来型の
『メカニカルキー』を備えているんですね〜

なので、
いつもこのメルマガを読んでくれている
あなたの車が、もしリモコンキーなら、
メカニカルキーがどんな風に付いてるか？
平時のうちに確認しておいて下さいね。

ただ、
ひとつ気を付けておいて欲しいのが、
メカニカルキーでドアを開けた場合は、

一定時間内（１０〜数十秒以内）に
エンジンを始動させないと、車側の
セキュリティ（盗難防止）システムが作動して、

ホーンが大音量で断続的に鳴るので、
パニックに陥ってしまうことがあります・・

それともうひとつ・・
最近の新型車は、メカニカルキーを差し込む
『キーホール（キー穴）』を
あえて外から見えない場所に隠しているので、
（これも盗難防止対策の１つです）

今さらながらですが、、
キーホールがどこに付いてるのか？
事前に『取扱説明書』で確認しておくことを
おススメします。

まあ、、そういったのが面倒くさい・・
と思うのも、また生身の人間なので・・（笑）

そんな人には、
やはりリモコンキーの定期的な、
しかも早めの電池交換をおススメします。

関谷はやと

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