『テスラ』に続けとばかりに　

From：関谷はやと

先日このメルマガで、
民間企業で世界初となる
有人宇宙船の打ち上げに成功した
『スペースＸ社』のお話しをしましたが、

その創業者である
イーロン・マスク氏が『テスラ』という
ＥＶ（電気自動車）の会社にも
関わっていることは、すでに周知のとおり。

ちなみに、
このテスラ社が創業した当時は、

エンジン車が今より全盛で、
車の電動化といっても、
エンジンと電気モーターを併用した
ＨＶ（ハイブリッド車）程度でした。

その理由はいくつかありますが、

ＥＶの場合、ガソリン給油よりも
充電に時間が掛かり過ぎること、

充電施設数自体の少なさや
充電１回あたりで走行可能な距離が、
（これを燃費にちなんで電費と呼ぶそうです）
エンジン車やＨＶと比較して、
圧倒的に短かったことなどです。

ところが、その後、世界各国が
自動車の排気ガスに対する規制を強める中、

既存のエンジン車メーカーは、
その対策に膨大な開発費が必要となり、
収益性が低下していくことに・・

まあエンジン車が登場してから
かれこれ１００年も経っているので、
技術的に劇的な改善ができる策など、

すでに出尽くしてる感があるので、
余地がないといえば、ないんですよね〜

ところが、その反面、
ＥＶに関する技術開発というのは、
まだまだ始まったばかりだったので、
その点では伸びしろがありました。

それに伴って電費も、
ここ数年であっという間に
エンジン車と変わらないレベルとなり、
すると世の中の関心も
当然ＥＶへと集まってきました。

そういった背景も後押しして
『テスラ』は、
車の性能や企業実績といった実体よりも
周囲からの期待や将来性が先行する形で、
特にこの数か月の間に
企業価値（株価）が急上昇しています。

これが『フォローウィンド（追い風）』
ってやつですかね〜

こうなると、
『２匹目のドジョウ・・』ならぬ、
成功者を追随する者が登場・台頭してくるのは、
たとえビジネスの世界であっても必然・・

そこでこの最近、
世間の注目を一手に集めているのが、
『二コラ社』という、
ＥＶトラックの新興メーカーです。

実は『二コラ社』も『テスラ社』も

いま世界中で使われている交流電気を
実用化に導いた偉大な発明家
『二コラ・テスラ』という人物から
その社名を取っているんですよ（驚）

ちなみに『テスラ』というのは、
磁界（方向性を持った磁気のこと）の
強さを表す単位にもなってるくらいなので、

二コラ・テスラという人物が、
電気や磁力に関する世界では、
ある意味、あのエジソンよりも
高く評価されていることが分かります。

エジソンという単位はありませんからね〜

『こじつけ』みたいですが・・

『名は体を表す』
ということわざのように、
『二コラ』とか『テスラ』といった社名の
自動車メーカーが登場したのも

将来、自動車の動力源が
ガソリンから電気へと移行していく事を
暗示してるのかも知れませんね。

関谷はやと

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