ビートの続き 

From:関谷はやと

前回のメルマガでは、
今から25〜30年近く前に
ホンダから発売された『ビート』という、
軽2シーターオープンカーの補修用部品、
いわゆる『アフターパーツ』が、

通常なら10年そこそこで
生産終了となる所を
ユーザーからの熱望に応える形で、
年々アイテム数が増えている件について
話しかけたんですけど・・

ちょっと(というか、かなり・・)
話題が逸れて
世界のアフターパーツ事情の話
になってしまったんです・・

まあ、いつもこのメルマガを
読んでくれているあなたなら、
『またそんなの、いつものことやないか!?』
で済ましてもらえるかと。

というのも先日、
このメルマガの読者の方から、
『ビートの続き待ってま〜す!笑』と
何とも温かいメッセージを頂いたので、

今回はその続きをお話ししますね。

ビートが発売されて間もない頃の僕は、
現在の仕事の技術研修という形で、
神奈川県の厚木市にある会社で、
お世話になってたんです。

それと時を同じくして、
その会社に転職してきた人がいたんですが、
前職はなんと、あの『本田技術研究所』で、
(現在の本田技研工業、
ホンダの研究開発部門の会社です)

ちょうど今お話ししている
『ビート』の開発試験に
携わってた人だったんですよ!(驚)

なので、
その人との話も自然と車の話題になり
ビート開発時の事を
たくさん聞くことができました。

ここでF1レースに関心がある人なら
当時のことを少しだけ
思い出してもらいたいんですけど、

今や伝説的な天才ドライバーと称される
『アイルトン・セナ』
が操るホンダのF1マシンが
絶頂期だった頃と重なってたこともあり、

そんな時代背景から登場したビートは、
当時走っていた他の軽自動車と、
コンセプトそのものが全く異なっていて、

軽自動車のボディーサイズと
エンジン排気量という制約の中で
F1マシンのような車を作ってみたら、
『ビート』になった・・みたいな感じです。

つまりコストパフォーマンスなど、
最初から眼中になかったので例えば、

当時の3気筒エンジン(燃焼室が3つ)には、
燃料噴射装置が1つしか付いてなかったのに、
ビートには各気筒ごとに付けられていた、など、

それだけでも、
走行パフォーマンスを
最優先にしてたことが分かります。

なので、ビートについては、
『パワーを引き出すのじゃなく、
抑える方に苦労した』と言ってました。

しかも、

『排気量は違うけど、中身はまあ、
レーシングカーと同じだからね〜

僕も衝突実験をやったけど、
いくらエアバッグとかが付いてても、
(なんとビートが軽自動車初)
もし衝突したら、そのあとは(恐〜!)』

その話を聞いてて思ったのが、
まったくホンダも、
クレイジーな車を作ったもんだと・・

余談ですが、ビートのことを
ウィキペディアで調べていたら、

ビートの開発コンセプトが、
当時の『軽自動車』に求められていた要件とは
全く異なっていたのに、当時の副社長いわく

市販の認可を得るため、
運輸省(いまの国土交通省)を説得するのに
あれこれ策を講じた・・と書かれてありました。

まあ今の時代じゃ、
とても考えられませんが・・

車も車、開発者も開発者なら、
副社長も副社長で相当クレイジーだという、
当時のホンダって、いい意味で
『ブッ飛んでる会社』だったんですね〜

きっと、こういう所が熱狂的なファンに
支持されてるんだと思います(笑)

関谷はやと

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