芸術家としてなら・・ 

From:関谷はやと

三栄自動車の事務所にて。

先日、僕の知り合いが始めたという、

あの『お好み焼き屋さん』に、
小腹を満たしに行ったときのこと・・

お店に入ってすぐの席に、

20代半ば位の男性2人が座っていました。

そして、パッと見の印象が、

ちょっとしゃれた感じだったんで、

美容師さんとか服屋さんみたいな、
ファッション関係の仕事でもしてるのかな?

そんな感じを受けました・・

というのも、

2人連れのうち1人は、
『フェドラ・ハット』と呼ばれる、

つば付きの帽子を被っていたんですね・・

しかし、、何と言ってもここは、
煙が充満する『お好み焼き屋さん』ですよ!

「帽子は脱いだ方がいいんじゃないの〜」

そう思わせるくらい、
僕にはその姿が印象的だったんです・・

まあでも、その人なりに、
『こだわり』ってのがあるんでしょうね・・

ずっと帽子は被ったままでした。

そして、、
1人でお店に入った僕は、

その2人連れのすぐ後ろの席に座り、

お好み焼きを食べながら、

ここの店主さんと、
他愛もない話をしていたんです。

すると、

僕の後ろで電話の鳴る音が・・

『何や!マナーモードにしとけよ』

一瞬そう思いましたが、、
ここは賑やかなお好み焼き屋さんです・・

目くじらを立てることもないでしょう・・

しかし、電話を取った方の男性は、

割と大きな声で話し始めました。

その人の会話を
聞くつもりはなかったんですけど、

それでも自然に何を話しているのかが、
耳に入ってきます・・

『建物の壁に絵を描くんですね?』と、

電話で興奮気味に話しています。

続けて、
『それオモシロそうです!』
『ぜひ僕にやらせて下さい!!』と、

今度は電話の相手にお願いしているような、
そんなやり取りに変わりました・・

それを聞いた僕は『この人、看板屋さん?』と、

思いながらも、

この2人連れに興味が沸いたんで、
そのまま話に聞き耳を立ててみることに・・

やがて電話も終わったらしく、
2人連れは、
何やらさらに興奮した様子で、

「今回のは、2人で別々の作品にしようか?」

などと話し始めました。

ここまでの話を僕なりに想像してみると、

どうやらこの2人連れの人たちは、
『作品』という言葉からして、
イラストや絵画なんかを描いてる、
『芸術家』のようです。

その後2人は、

「片面がこのテーマで、もう片面は俺のアイデアで・・」

などと『芸術家』らしい話題で盛り上がってます。

さらに、
「こういった絵なんて、どう?」とか、

「それ、なんかテンション上がってくるよね〜!!」

「梅酒!2つともロックで!」

ここまで来ると、

もうやる気満々で、
すでに2人は絵を描き終えたような勢いでした・・

後ろに座っていた僕も、

「若さがあっていいね〜」などと、

微笑ましく思いながら聞き続けていたんですけど、、

途中から、
『ちょっと変やな・・』と思う点がちらほら・・

それは、

『おい、でも道具はどうするんだよ』とか、

『やっぱりペンキで塗るんかな〜』

『現場って、見に行った方がいいよね?』

『まっ、塗るのはすぐだけど、
構想と下書きは99%仕上げとかないとね・・』

と、こんな話が出始めたからです・・

ここまで聞いた僕の感想は、、

『甘いな!こりゃあ、お金もらうの大変だぞ・・』

と、聞いてる僕の方が不安になってきました。

なぜなら、

まず、道具の用意が出来ていません・・

ということは、
『建物の壁に絵を描く』という仕事は初めてのはず。

『芸術家』として普段から、
紙や平面には絵を描いてるんでしょうけど、

多分それって、
『自分が描きやすい向きで』だと思います。

でも壁って、そうじゃなくて、
地面から立ち上がってるんですよ!

しかも平面とは限りません・・

おまけに、
『さあ、絵を描くぞ』という所にまで持っていく、
『下地処理』の工程をすっかり飛ばしています。

というより、想定すらしてない感じです。

『現場を見ておく?』

そんなのは当然です!

なんといっても、相手は壁ですよ!壁・・

おそらくその現場は、
すぐに絵なんて描かせてもらる状態じゃないはずです・・

それなのに、
アイデアを書き取りながら打ち合わせてる訳でもなく、

『お好み焼き屋さん』で、
お酒をあおりながらの会話です・・

ところで、

現実を見れば、、世間でいう、

いわゆる『成功している芸術家』の人たちって、

ほぼ間違いなく、ビジネス感覚に優れた人たちです。

それか、
周りにいる人がその役割を持っています、

いわゆる『パトロン』と呼ばれる人たちです。

そうじゃないと、
筆1本、塗料1缶だって買えませんよね・・

それを突き抜ける程の芸術家にでもなれば、

本人が亡くなった後など、
とんでもなく高い評価を受けることもありますけど・・

でもそんな人は、めったに現れません。

まあ、才能だけで仕事を始めたとしても、

例えば、まぐれ当たりで、
1度くらいなら、
たまたまうまく行くかも知れません・・

でも、それに反応する人って限られてきます。

自分の作品を、

『目につく場所』に出すためには、
やっぱり『収入』がいるんです。

それに注力することで初めて、

人々の目に留まるんじゃないかと思います。。

しかし2人は、

『絵を描くための段取り』のことには、
踏み込んだ話をせず、

『これをきっかけに・・』とか、

『この表現の方が受けるよね』といった話ばかりです。

まあ、仕事じゃなく、

趣味みたいに自分たちの持ち出しや、

ボランティアでやるなら別に構わないんですけど・・

絵の才能があって、

お客さんからも、
せっかく声を掛けてもらっているんですから、

仕事としてやるんなら、

『いま自分が何をすればいいのか?』

早くこれに気付いて欲しいなあ、と思いました。

ちょっと厳しかったでしょうか・・?

関谷はやと

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