コンパクトカーのエンジンについて
From:関谷はやと
いつもあなたに読んでもらっている
このメルマガでも、車の、
特に新型車の話題となると
最近はEVとかHVといった
車の電動化についてのお話しが
多かったんですけど・・
かといって
従来から走っているエンジン車を
忘れてる訳じゃありませんよ!
特に、
ボディーサイズの小さな車
(コンパクトカー)については、
どのメーカーも技術革新が進んで、
構造が複雑でコストも高くなる
HV車をわざわざ採用しなくても、
エンジン単体だけで十分な燃費性能や
走行性能が発揮できるようになりました。
じゃあ具体的にどんな方法で、
それを実現したのかというと・・?
まずエンジンの排気量を
例えば、従来なら1300ccとか
1500ccといったものを
1000ccへと小さくしました。
ちなみに、
細かい説明を抜きに一口で言うと、
エンジンの排気量というのは、
大きければ大きいほど、
より力強く走ることができます。
しかし、大きな排気量に見合う分
ガソリンも余分に必要となり、
『排気量が大きい車の燃費が悪い』
と言われるのはそのためなんですね〜
じゃあ燃費を良くするなら
排気量を小さくすればいいじゃないか!?
という訳で、エンジンの排気量を
小さくするのはいいんですけど・・
ただボディーサイズ(おもに車の重量)に
見合ったエンジン排気量にしないと今度は、
『エンジンに力がない、走らんやん・・』
『軽トラックに追い抜かれたやないか!』
なんてことに・・
そう考えると、今までの排気量
(1300とか1500cc)というのが
小さくする限界だった、とも言えます。
そこで各メーカーは、
エンジン排気量を1000ccにまで
小さくする代わりに、
プラスアルファの力を得るために
『過給機』と呼ばれる装置を
エンジンに取り付けたんですね。
これが『ターボ』とか
『スーパーチャージャー』というもので、
主に排気ガスのエネルギーを
再利用する仕組みとなっていて、
装着することでエンジン出力を
10〜30%近く上げることができます。
ただ装置がついている分、
ガソリンを余分に使うことになるので、
出力アップと燃費とのバランスを考えて
1000cc+ターボ(過給機)
というのが今後の主流になりそうです。
そして、、お金の話になりますが、
ターボという装置を追加する分、
4気筒から3気筒へと
エンジンの気筒数を1つ減らして、
コストが見合うようにしています。
これも、
4つの部屋(気筒数)で
ガソリンを燃焼させるよりも
1つ減らした方が、
たとえターボで余分にガソリンを消費しても、
その方が燃費が良くなるところまで、
エンジンに関する基本的な技術力が
向上したから他なりません・・
『車の電動化』というテーマが
注目されるようになったおかげで
すっかり鳴りを潜めた感がある
エンジン車ですが・・
実はエンジンに関する研究って、
まだまだ進化してるんですよ!
関谷はやと
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