もう買ってやらん！と言われたのは誰？　

From：関谷はやと

来年１月以降、
トヨタからの購入を停止する考えだ！という、
衝撃的なニュースが世界中を駆け巡りました・・

ちなみに、
この考えを示したのは
アメリカのカリフォルニア州知事なんですが、
ニュースによると、
同州政府が使用している車の買い替えや
買い増しをする際に、
来年１月以降トヨタからは買わない
という意味のようです。

仮の話ですけど、、
もし僕がカリフォルニア州知事と同じことを
たとえ発言したとしても・・

トヨタからは

『・・・（それで？）』

みたいな反応をされて終わるくらいで（笑）
相手にもされないのは分かってますよ。

ところが！
事はアメリカの、しかもアメリカ全土の中でも
超富裕層が多いカリフォルニア州です。

一体トヨタは何をやらかしたんでしょうか？
そう思ってニュースを読み進めてみると・・

前出のカリフォルニア州知事から
同じことを言われたのは、
どうやらトヨタだけじゃなく、

日産自動車やフィアット・クライスラー連合のほか、
『ゼネラル・モーターズ（ＧＭ）』も
含まれてるんだとか！？（驚）

そして、その理由は、
アメリカ国内における環境対策が、

トランプ大統領が進めている連邦政府の
排気ガス規制に対する方針と、従来通り、
それより厳しい規制を独自に打ち出している
カリフォルニア州との間での、
意見の衝突によるものだそうです。

ちなみに、、
カリフォルニア州という所は、
『アメリカ西海岸』に代表されるように、
世界でも有数の観光地として
名前が知られてることから、

自動車の排気ガス規制をはじめとする
環境問題への取り組みや考え方は、
もう何十年も前から、
世界一厳しい規制で通ってる、
という背景があります・・

ところが、
アメリカの景気を優先するのか、
環境への取り組みを優先するのか

どちらも大切なのには違いありませんが、

ここに来て、
その優先順位や主導権がどうだ、
というアメリカ国内の問題に
巻き込まれたような形で、

『来年からは、もう買ってやらん！』

と言われてるんですから・・

こりゃあ
トヨタ（と他の自動車メーカー）にとっては、
とばっちり以外の何者でもありませんよね。

そこで、
僕が個人的に想像してるのは、

カリフォルニア州から
購入停止の対象に挙げられたメーカーは、
アメリカ国内販売において、
排気ガスを全く出さない車、
つまりエンジンを搭載していない
ＥＶ（電気自動車）や
ＦＣＶ（燃料電池車）の割合を
増やしていくことで、

トランプ大統領の方針と、
カリフォルニア州知事の方針の
両者の妥協点を探っていくんじゃないかと・・

関谷はやと

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