こだわり　

From：関谷はやと

三栄自動車の事務所にて。

インターネットの経済記事に、

三菱自動車ＣＥＯ（経営最高責任者）の、

『益子修』氏自身によるレポートが掲載されていました。

ところで、

自動車の使用過程中に起きた不具合の対策をする、

『リコール』って、どっちかといえば

『あって欲しくない状態』ですよね。

なので、普通に車を運転してる人に、

その存在さえ知られていなかった制度を、

『表舞台に引っ張り出した』という意味では、

いま振り返ってみると、

三菱自動車がその役割を負ったのかも・・という感じです。

記事の中には、

一連のリコール問題による販売不振で、

急激に資金繰りが悪化して、
三菱自動車が本当に、
『明日倒産するかも・・』という状態になったことなどが、

時系列に書かれていました。

そして最後に、

『世の中はものすごいスピードで変わろうとしている。

「ガソリン時代はまだ続く。
ＥＶはレアメタルなどの原材料の制約も大きい」などと、
したり顔で語る年配の社員たちにこそ、

「ではなぜ馬から自動車に変わり、
カメラはフィルムからデジタルになったのか」
と考えてみてほしい。

こんな自問自答を続けられない限り、
組織の発想は変わっていかないと思っている』と・・

こう締めくくられていました。

たぶん、

僕たちの耳には入って来ないだけで、

三菱自動車の社内でさえ、

『ガソリン車を支持する人』と

『電気自動車（ＥＶ）を推進する人』とで、

考えが分かれているんでしょうね・・

でも、この記事の中で、

益子修氏が本当に言いたかったのは、

これからの自動車って、

エンジンとかモーターとか、

『何を動力にして走るか？』といったことより、

もっと広い視野に立った『こだわり』を持って、

例えば、

『移動の手段としての乗り物』として、

『ユーザーがどんな使い方をするか？』とか、

燃費も含めた、

『ランニングコストはいくらか？』とか、

どんな車だったら、

『乗ってて楽しくて』

『ストレスのない移動ができるか』

という方面に

ユーザーの興味が向いていることを、

自動車メーカーにいる人自身が

感じ取らないとダメなんじゃないか。

ということだと思います。

そういう意味では、経営者の役目って、

規模の大きさにかかわらず、

『どこを目指しているのか？』を、

会社内外に向けてハッキリと示す必要があるのだと・・

その点で言うと、

今の三栄自動車は、

車を通じて、あなたとつながっていますが、

実は、車だけにこだわってる訳じゃなくて、

あなたに『喜んでもらう』とか、

『楽しんでもらう』

『安心してもらう』といったことに、

一生懸命になりたい会社、を目指しています。

なので、そのためには、

あなたからの支えが絶対に必要なので、

これからもお願いいたします！（笑）

関谷はやと

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