草レース
From:関谷はやと
三栄自動車の事務所にて。
トヨタから、
『モータースポーツ直系ブランド』として、
『GRシリーズ』という、
新たなブランドが発表されました。
具体的には、
いま走っている現行モデルに、
外観エアロパーツや大口径タイヤのほか、
専用サスペンションなどの
チューニングを施した車を、
従来とは別の店構えに集約させて、
展開するというスタイルです。
僕がこの話を知ったのは、
巷のニュースよりも少し早い
2〜3週間前のことです。
というのも、
三栄自動車のすぐ隣に、
トヨタ社長の肝入りで全国展開している、
スポーツカー『86(ハチロク)』の、
アンテナショップがありましたが、
ちょうどその頃から、
86ショップを改装し始めたんで、
『何ができるんやろう・・?』
と思って関係者の人に聞いてみると、
『86ショップ』から、
『GRスポーツ』に変更する、
という話を聞いてたんです・・
もう報道されているから、
ここで話しても大丈夫でしょう(笑)
しかし・・
オープン前からこんなことを言うのも、
ご近所さんに大変失礼なんですけど・・
僕が以前から、
このメルマガでもお話ししている、
『なぜ日本ではスポーツカーが根付かないのか?』
このテーマにトヨタが答えない限り、
店構えを変えてみたところで、
なかなか人が集まりにくいんじゃないかと・・
スポーツカーといえば、
元々は『レース競技』が原点の車です。
日本でも、
色んな自動車レースが催されていますが、
あくまでも『レース観戦』が主流です。
その原因として、
レースを開催できる場所が少ないというか、
そもそも、
気軽に練習できる場所自体がありません・・
そのためレースをやっている人や、
スポーツ走行に関心があっても、
地理的なことや費用の問題で、
続けていけないんですね〜
スポンサーが付くくらいに、
優秀なレーサーならやっていけますが、
あくまでほんの一握りの人たちです・・
そんな環境のため、
中には安易な考えから、
一般公道を練習場にしようと、
本人なりに場所や時間帯を選んでやってますが、
でもそれだと、
迷惑な『暴走行為』をやっている連中と、
周りから見ても区別がつきませんよね・・
それが悪循環となった結果
『レース=暴走行為』という
イメージが定着してしまって、
スポーツカーに対する偏見は、
ますます大きくなってしまいました。
ところが、今は便利な世の中になって、
海外でのレースの模様など、
年代を問わず観ることができます。
すると、
『草レース』みたいなものから、
本格的な『ラリー』みたいなレースまで、
実際にハンドルを握っている人と観客とが、
一緒になって楽しんでいるんですね〜
この違いは一体何なんでしょう?
そういう人たちは元々が競争を好むという、
民族性の違いがあるかのも知れませんが、
それよりも、
車そのものを造っているメーカーの、
『方向性』に違いがあるんじゃないかと思います。
環境問題に敏感な今の時代なんで、
何も昔のように、
爆音を出す車でレースをする時代に、
逆戻りしろというんじゃなくて、
ハイブリッドカーや軽自動車でも、
気軽に『草レース』や、
『スポーツ走行』ができる環境づくりに、
ある程度の資金を投入しても
いいんじゃないかと思います。
たしかに、こういったお金は、
すぐに戻って来る訳じゃありませんが、
でも長い目で見ればどうでしょうか?
純粋に車で走ることを楽しむことを、
一度でも体験すれば、
『クルマ離れ』なんて現象には、
そう簡単にならないはずです。
ヨーロッパやアメリカのスポーツカーに、
時代を超えても人気が集まっているのは、
そのいい例だと思うんですけどね〜
関谷はやと
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