給油ランプ　

From：関谷はやと

インターネットの車情報欄に
２年ほど前のものですがガソリン車の
『給油ランプ』に関する記事がありました。

ちなみに給油ランプというのは、
燃料残量警告灯とも呼ばれ、
メーターパネル内にあるガソリン残量計が、
残りひとメモリ付近になると、
燃料切れを起こさないよう
ドライバーに給油を促す目的で、
給油機を形取ったランプが点灯します。

僕も時々ですが自分の乗っている車で、
『まだ給油しなくても大丈夫かな？』
なんて思いながら走っているうち、
給油するタイミングを取り損なって、
つい、うっかり点灯させることがあります・・

ところが、、
先ほどお話しした記事によると、
この給油ランプのことを、
別名『貧乏ランプ』と呼ぶらしく、、

何でも『給油するお金がない！』とか、
『１円、２円の価格差を求めて
安いガソリンスタンドを探す性分』
みたいな理由からだそうで・・

僕みたいに
仕事で車に乗っている者としては、
給油タイミングが取れなかった、
という理由だけで『貧乏ランプ』
などと呼ばれるのは心外です（笑）

とまあ、
今では強気なことを言ってますが・・
でも実は、
僕がまだメカニックになるため
自動車整備の専門学校に通っていた頃、

１〜２日前あたりから
給油ランプが点灯し始めたんですけど、
月末だったか何だったか・・
詳しくは憶えてませんが
とにかくその時本当に持ち合わせが無くて、

財布の中に残っていたお金を
自分の晩メシと車のどっちに使う！？
という、まさに『究極の選択』
を迫られる場面がありました

ただ、
人間なら我慢することができますが、
車はそういう訳にはいかないので、
その時は『給油』を選択することにしました。

そこで、
学校から自宅までの帰宅ルートだった
国道１号線上にある
ガソリンスタンドを目指して走っていると・・
あと２〜３００メートルという所で
ガス欠となり、
車が止まってしまったんですよ（驚）

さっきも言いましたが、
人間なら『あともう少しの辛抱だ！』
と頑張れるかもしれませんが、、
さすがに車に根性論など通用しません。

かなり慌てましたが、、
じっとしてても事は進展しないので、
僕は気持ちを落ち着かせて、
運転席の窓を開けると車から降り、
目前のガソリンスタンドまで車を
『手押し』で進むことにしました。

途中、僕の様子を見かねたのか、
見知らぬトラックドライバーさんが、
自分の車から降りてきて
僕の車を後押ししてくれたんですよ。

そのドライバーさんは、
僕が無事ガソリンスタンドに到着すると、
『じゃっ』と片手を挙げて
そのまま自分の車へと戻っていきました。

今思えば何とも牧場的な光景です・・

この時は幸い交通量も少なかったので、
危険な目に遭うことはありませんでしたが、
給油ランプには十分気をつけましょうね〜

関谷はやと

 
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