またもやディーゼルエンジンで・・ 

From:関谷はやと


先日、トヨタ自動車のグループ企業で
荷役作業を行うフォークリフトを作っている
『豊田自動織機』がフォークリフト用の
ディーゼルエンジンの排気ガスデータと
劣化耐久試験の手順・方法違反のため、
(こちらはディーゼル、ガソリンエンジンとも)
出荷停止にするというニュースがありました。

エンジンの排気ガスデータ不正といえば、
トラックメーカーの日野自動車に続いて
2例目となりトヨタのグループ企業内で
立て続けに発生したことを考えると、

製品だけじゃなく
企業そのものに対しての信頼度も
大きく落としたんじゃないかと思います。

規模や立場や異なるものの、
同じ自動車ビジネスに携わっている身として、
こういうニュースを見聞きするたび、
何とも言えない残念な気持ちになります。

たしかに、、
ディーゼルエンジンの特徴から考えると、
排気ガスをクリーンな状態で保ち続けることが、
技術面でもコスト面でも、また時間的にも、
どれほどハードルの高いことであるかは、
すでに周知されているはずなので、

規制をクリアするエンジンの開発に
もっと多くの時間が掛かるとか、
そのコストが車体価格に反映されるなど、
自動車メーカーにとっては、
たとえユーザーに伝えにくいことでも、
事実として伝えることの重要性が、
改めてハッキリしたんじゃないでしょうか。

とはいえ、
今回の問題に関わった人たちも、
ユーザーに伝えるべきだったことくらい、
分かってたはずなんですよね。

まあユーザーの中には、
納期やコスト、技術的なハードルに対して
理解してくれないケースもありますが、
でもそれはほんの一部だと思います。

じゃあ分かっていながら
何でそれができなかったんでしょう?

ここからは僕の想像になりますが・・

それをユーザーに伝えてしまうと
これまで自社が築き上げてきた伝統や
ブランドに傷がついてしまう、みたいな意識や
トヨタのグループ企業だというプライドが、
長い年月でそうさせない雰囲気として
社内に浸透してしまっていたのと、

そういう雰囲気に慣れきって
問題意識が薄れてしまい、いつしか
困難な排気ガス規制にチャレンジするより、
試験データを自分たちに都合よく
解釈する方に流されてしまったんだと・・

そうした方が圧倒的に楽ですからね〜

でも、たとえ納期を守れたとか、
企業として収益が挙がったとしても
良くないやり方で楽をした代償は、
この先大きく跳ね返ってくるはずです。

問題の根っこは
そこにあるような気がします。

関谷はやと

 
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