給油と充電(その2) 


From:関谷はやと


前回のメルマガでは、
エンジン車が行っているガソリン給油と
EVが行う充電、それぞれの特徴や
メリットについてお話ししましたが、

車で遠出する際、
使い勝手の面で圧倒的に差があるのは、
ガソリンスタンドと充電設備の数の差です。

さらにEVについては、
充電器の設置場所も限定的となり、
いくら自宅や駐車場で充電できるという
メリットがあるとはいえ遠出するとなると、
EVではエンジン車と比べて
どうしても不安になるのが現状です。

『EVに対して充電設備の数が足りない』

実はこれ、日本国内だけじゃなく、
世界中で同じ課題を抱えていて、

例えばアメリカでは将来的に、
50万基の充電設備を整備する、
と政府が目標に掲げているんですけど、
現状では5万基未満と、
目標の10分の1程度に留まっています。

その中で群を抜いているのが、
アメリカ国内に本社を置くテスラです。
テスラでは、
自社で設置した専用の急速充電設備が
アメリカ国内にある充電設備全体の
およそ3分の1を占める約1万8千基が
設置されているそうですが・・

このたび政府の方針に賛同する形で、
テスラ車専用の急速充電器3500基を
他メーカーのEVにも対応できるよう
開放することにしたそうです。

ただ、さっきもお話ししたように、
充電設備そのものの数が足りてない中で、
他メーカーのEVも使うようになると、
テスラに乗っている一部のユーザーからは
『混雑して充電待ち時間が長くなる』
という反発も出ています。

たしかにテスラのユーザーにしてみれば、
今まで専用に使えていた充電器が、
場合によっては他メーカーの
EVユーザーに占有されてしまう・・
そう考えれば当然の反応だと思います。

これはテスラにとっても、
今まで他社と差別化できていたことが
無くなる方向に進むはずなのに・・
じゃあなぜテスラは、
あえてその選択をしたんでしょうか?
たぶんテスラにとっては、
他のEVメーカーがライバルじゃなく、
エンジン車を主体に作っているメーカーを
ライバルに考えているからじゃないかと。

関谷はやと

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