アジャイル開発で作った車
以前このメルマガでお話ししたことがある
ホンダとソニーが共同開発したEV
『アフィーラ』は異業種でありながらも、
超有名な企業同士が手を組んだことで、
車そのものより話題になった印象でしたが、
『車を共同開発した』という視点で見ると、
『ソニー流』とでも言うのか・・
車に搭載するソフトウェアを
とにかく最優先に開発することで、
自動運転や外部との通信といった領域で
他社より進んだ機能、あるいは
他社に無い機能を仕立てておいてから
後で車体(ハードウェア)を作るという、
これまでの車と比べると、
大きく異なる開発手法が特筆すべき点です。
表現が適切かどうかはさておき、
こうした見切り発車的な手法というか、
ある程度の形になった時点で商品をリリースし、
あとは開発と改善を繰り返しながら
完成に近づけていくような
『アジャイル』と呼ばれる方法は、
ソフトウェア業界など
スピードが重視される場面で、
よく取り入れられるやり方です。
そんな背景もあって、
2020年にソニーが『ビジョンS』という
コンセプトカーを発表してから、
ホンダと共同開発した全く新しいEVを
完成させるまでの期間はわずか3年でした。
ところで
『アジャイル』を用いた例として、
まずソフトウェアを最優先に開発しておいて、
後からその機能を搭載するための車を作る、
というお話しをしましたが・・
なぜ既存の自動車メーカーがこれまで、
アジャイルを用いなかったのかというと、
それは車という商品がリリースまでの
スピードを重視するソフトウェアとは異なり、
『安全性』や『信頼性』といった観点が
最重要視されているからです。
分かりやすい例がブレーキ装置です。
時速100キロで走っている車が、
急ブレーキを掛けたときでも確実に止まる、
その前提で作られるのが車という商品なので
そこで商品化を急ぐあまり、
止まるか止まらないか分らないけど・・
とにかくリリースしてみようや!
とは常識的に考えてもならないですよね。
ただ、、
それだと他社に先駆けられてしまいます・・
そこでホンダとソニーのように、
それぞれの得意な手法を合わせることで、
相乗効果が生まれるような開発手法、
いうなれば、
従来の車の開発手法とアジャイルとを
うまく融合させたハイブリッドな手法によって、
新しいEVが生まれたんだと思います。
関谷はやと
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