この時期に欲しくなる機能　

From：関谷はやと

先日のメルマガで、日産が販売している
３列シートタイプのワゴン車『セレナ』が
モデルチェンジしたお話しをしました。

また今回のラインナップでは、
排気量２０００ｃｃのガソリンエンジンモデルと、
排気量１４００ｃｃのガソリンエンジンで、
ＥＶ用の発電機を作動させる『ｅパワー』の
２タイプになるそうです。

ちなみに『ｅパワー』というのは、
エンジンを搭載しているにもかかわらず、
そのエンジンで直接車を走らせる訳じゃなく、
あくまでＥＶ用の発電機を作動させるための
動力としてエンジンが使われています。

というのも車って、
ずっと一定速度で走るばかりじゃなく、
渋滞路をノロノロ走る場面もあれば、
高速道路を走る場面もあったりと、
様々な走行条件が組み合わさっているので、

条件によっては、
ものすごく燃費性能が伸びたり
逆に燃費が極端に落ちたりするんですね。

すると、エンジンから出る排出ガスも
設計した通りクリーンな状態もあれば、
環境負荷の高い場合も当然発生します。

この点は、
ＥＶと比べて環境に与える影響が
安定しない理由の１つでもあり、
世界でＥＶが注目されているのもそのためです。

とはいえ、エンジンという装置は、
重たいバッテリーを搭載したＥＶよりも軽い燃料で
より航続距離を延ばすことができるため、
エネルギー効率に優れている面もあって、
こうした背景から
『ｅパワー』というシステムが生まれたんですね。

ところで、
ニュースでも話題になっていましたが、
これから寒くなる時期を迎えるにあたり、
電力需要が増えてくることを見越して
節電への呼びかけがされるのと同時に
電気料金の値上げも実施されようとしています。

こうしたムードが広がると
家庭で消費する３日分もの電力が
１回の満充電で必要となるＥＶに対して、
冷ややかな反応になりがちです・・

でもＥＶの中には、
車に搭載しているバッテリーから、
家庭用のコンセントに向けて給電できる機能を
持っている車種もあるので、
そう考えると逆にＥＶのメリットをアピールする
よい機会になるかも知れません。