いよいよ日本で半導体を・・　

From：関谷はやと

『最近、半導体不足の影響はどうですか？』
これは自動車関連ビジネスに関わっている
僕たちの間では半ば『時候の挨拶』
のようになっているフレーズです・・

たしかに新車や補修用部品を注文しても、
まだまだ以前のような供給体制じゃないので、
『中々大変な状況なんですよ・・』という
決まりの返答になっているのが現状です。

そんな中、つい先日のニュースで、
トヨタをはじめソニーグループやデンソー、
ＮＥＣやソフトバンク、キオクシア、
ＮＴＴといった自動車や電気電子製品、
半導体やＩＴ分野のトップ企業に
メガバンクを加えた企業８社の出資による、
次世代半導体の生産開発を行う新会社
『ラピダス』が設立されました。

記事によると、
５年後となる２０２７年には、
次世代半導体の製造技術の確立を目指す、
と書かれていたので、これでようやく日本国内で
半導体を安定生産できる体制になるはずです・・

ちなみに半導体というのは電気・電子製品や
コンピューターにとっては欠かせない部品で
『産業のコメ』とも呼ばれています。

ところで、
戦後の日本の産業史を振り返ってみると、
まず衣料品に使われる『繊維製品』から始まり、
機械製品の材料となる『鉄鋼品』へと続き、

その後は僕にとって最も衝撃的だった、
横転させた日本メーカーの『自動車』を
外国人がハンマーで叩きのめしている映像でした・・

そして産業のコンピューター化が進むにつれ、
日本製の『半導体』がやり玉に挙がるという風に
常に海外製品との貿易摩擦の影響を受けていました。

じゃあ、
そうなった背景は一体何だったんでしょうか？
これは僕の個人的な感覚で、
決してうぬぼれている訳じゃありませんが、
価格や品質、性能のどれをとっても、
日本の製品が優れていたからだと・・

そうでないと海外との貿易摩擦が、
ここまで問題になるはず無いんですよね。

そうした状況を
乗り越えてきたことを考えると、
これからは僕たち自身がもっと自信を持って
未来に目を向ける時じゃないかと思います。

関谷はやと

 
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