プレゼントとは異なりますが・・　

From：関谷はやと

昨夜（１１月８日）の
皆既月食を見た人も多いと思いますが、
聞くところによると、月より遥か彼方にある
天王星（てんのうせい）も並んだことから、

皆既月食と天王星食が同時に起きるという、
日本では過去５０００年の間で
一度も起きていない現象となりました。

先日お話ししましたが、
誕生日を迎えたばかりの僕にとって
今回の皆既月食は、宇宙から希少な
誕生日プレゼントを贈ってくれたんだと・・
まあ能天気に受け取っています（笑）

ところで、プレゼントとは、
ちょっと意味合いが異なるんですけど、
以前このメルマガで、
ＥＶやＰＨＶを新たに購入したユーザーに
『クリーンエネルギー自動車導入促進補助金』
いわゆる
『ＣＥＶ補助金』についてお話ししましたが、

この施策とタイミングを合わせるように
日産や三菱から軽乗用車タイプのＥＶが
発売されたこともあって、
ＥＶへの注目度が高まり、
補助金受付の締め切りを待たずに
予算を達成する勢いの受注となったんですね。

ところが、注文をした人にとっては、
補助金を受け取ることができるという前提で
購入予算を考えていた人も多いので、

『自分の注文したＥＶが受付期限までに
間に合わなかったらどうしよう！？』
という新たな不安が持ち上がりました。

たしかに、
今回の補助金制度を考えた政府にとっても、
環境対策と景気対策が同時に行える、
そう見込んでいたのは良いんですけどね・・

そこで予想以上の申込みに対応するため、
当初の１．５倍規模となる７００億円もの
追加予算を決めたそうです。

ちなみに、
この７００億円もの補助金の財源って、
知っての通り『税金』なんですけど、
でもこう書くと、税金を使って
自動車メーカーだけを優遇するのか！？
みたいな声が必ず上がるんですよね・・

そこで補助金の流れを
ビジネス視点で考えてみると、

補助金の後押しを得て自動車メーカーが
自社の利益を上げることができれば、
その利益に対して、
投入した補助金以上の所得税を
納税してもらえる見込みが出るので、

一見すると自動車メーカーばかりが
優遇されているように感じたとしても、
国の税収が増えることになれば、
それを公共サービスに還元することができ、
結果的には、僕たちのためにも
税金が有効活用されたことになるんですね。

関谷はやと

 
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