プロダクトアウト 

From:関谷はやと


今回のメルマガのタイトル
『プロダクトアウト』
というのはビジネス用語で、
作り手側が『これだ!』と思ったものや、
売り手側の事情で出来上がったものを売る、
みたいな手法のことを指します。

これに対して、
市場(買い手側)のニーズをくみ取って、
それに基づいた商品やサービスを作って
販売することを『マーケットイン』と呼びます。

まあ、どちらが良いのか!?については、
市場規模や商品やサービスの内容のほか、
知名度(ブランド力)といった、
様々な要素を考えた上で
判断していく性格のものなので、
今回これ以上はお話ししませんが・・

ただ、いつも僕が目を通している
車業界向けの日刊紙に、
ホンダで車両開発責任者として、
数々の車を世に送り出してきた方が、
時々記事を書いているんですけど、

その方が言うには、
きちんとしたマーケティングに基づいて
企画し作られた車じゃないと、
『買う人が買っておしまい・・』

つまり、継続的な販売とはならず、
結果として生産設備のような
元を取るのに何年もかかる経費が、
回収できないまま、
ビジネスとして失敗に終わってしまう、
という内容のことが書かれていました。

というのも、
この方がホンダの開発責任者だった当時、
あるデザイナーが、
『CR−Z』というモデルの
スタディモデルをデザインしたところ、
(量産を前提とせずデザイナーの想いを
前面にしたデザインのこと)

当時の社長が、
そのデザインをえらく気に入って、
スタディモデルのままの形で作る方向に
事態が進み始めたんですね〜

本来なら、ここで開発責任者が
『継続的に売れるモデルとするには』
という視点で商品企画を進めるため、

必要であれば
商品コンセプトの見直しや深堀をしたり、
場合によっては、デザインの変更にまで
関与することもあるそうです・・

ところが記事では、
過去の反省として悔やんでいましたが、
経営陣とデザイン現場がやる気満々
となっているところに、企画する側が
『販売台数は厳しいですよ』と物申すのは、
さすがに出来なかった・・と。

これがドラマや物語ではない、
新車開発の現実なんですね〜

でも、こうした反省や失敗を
正直に話すことができる人の言葉には、
信頼が置けると感じています。
(次回以降に続きます)

関谷はやと

 
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