ディーゼルエンジン終わりの始まり 

From:関谷はやと


以前このメルマガでもお話ししたことがある、
トヨタグループのトラックメーカー
『日野自動車』が、今年3月、
自社の中型・大型トラックに搭載する
ディーゼルエンジンの排気ガスと燃費試験
データを不正に操作していた問題で、

今日インターネットのニュース欄に、
その後の社内調査の結果、
道路を走るのに支障が出ることは無いものの
何と20年前から不正の兆候がありながら、
現在にまで至っていたことが判明した、
という記事がありました・・

つまり、
試験データの不正操作だと認識しながらも、
なし崩し的にトラックを作り続けてきた、
ということです。

では、なぜ20年もの間、
こんなことが続いていたんでしょうか!?
僕が思うに、そこには大きな理由が2つあって、
1つ目は、不正が始る2年前、

当時、東京都知事だった石原慎太郎氏が、
ディーゼル車の排気ガス中に含まれている
『黒煙のすす(ディーゼル・スモッグ)』を
詰めたペットボトルを振りかざしながら、
環境問題について演説したことがきっかけで、

ディーゼル車の排気ガス規制が、
大幅に強化されることになり、
規制をクリアしたトラックじゃないと、
首都圏に乗り入れ出来なくなったんですね。
それがちょうど20年前のことです。

そして2つ目は、
逆説的な理由になりますが、、

今回の問題が明るみになるまでには、
世界中で『ディーゼル・ゲート』と呼ばれた
ドイツのVW(フォルクス・ワーゲン)による、
ディーゼル車排気ガスデータの不正操作や、

それとは別に、
エンジンから出る排気ガスを浄化する
『触媒装置』にも日本の装置メーカーで
性能試験データ関する不正がありました。

たしかに両者とも道路を走るのに
支障がある訳じゃありませんが、、
それでも規制に反する不正には違いありません。

結局のところ20年前の時点で、
『ディーゼルエンジン』そのものが、
どんな手を打っても規制をクリアできないほど、
すでに行き詰まっていたんだと・・

ただ、メンテナンスや排気ガス浄化装置に
非現実的な手間と予算さえ掛ければ、
規制はクリアできると思います。

そこで、
あくまで僕の個人的な感想ですが、

この最近、ディーゼルエンジンの代わりとして
EVトラックを始めとする電動車の実用化が
始まったこともあって、

様々な問題を抱えながらも
何かと引き延ばしされてきた
ディーゼルエンジンを
この辺でフェードアウトすることにしたんだと・・

これまでの経緯を整理してみると
そんな見方もできるんですよね。

関谷はやと
 
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