世界生産台数6%減少の裏には・・ 

From:関谷はやと


車業界向けの日刊紙に、
日本に8社ある乗用車メーカーが、
今年上半期(1〜6月)に
世界中でどのくらいの台数を生産したのか?
という記事が載っていました。

それによると、
新型コロナ感染拡大によるロックダウンや
半導体不足の影響を受けたこともあり、
8社の世界生産台数を合計すると
前年同期比で6%減少していたそうです・・

ただ6%の減少といっても、
世界生産台数1230万台に対してなので、
台数に換算すると74万台にも上り、

この数字は、
軽自動車メーカーのダイハツが、
半年間で生産する台数に匹敵するんですね。

つまり、昨年と比べて
軽自動車メーカー1社分の台数が
減少していることになり、

もしこんな状況が10年も続いてしまうと、
日本の自動車メーカーの生産台数は、
今と比べて半減してしまいます。

そういった危機感を持っているので、
自動車メーカー各社は、
輸出企業にとって為替差益のメリットが得られる
円安を背景に、過去にない高収益を挙げていても、
手放しで喜んでいる訳じゃありません。

というのも、
円安による為替差益というのは、
あくまで外部的な要因なので、
もし円高に進んでしまうと今度は、
今とまったく逆の状況となってしまいます。
(円高:外貨を円に換算すると金額が目減りする)

ただ、これまでは世界経済全体が、
『何かあっても、やがて需要は回復する』
という前提の下で進んでいたため、

自動車メーカーも、これまでなら
とにかく生産能力をリカバリーさせることに
注力していたんですね。

実際、僕もトヨタで生産部門の
エンジニアをやっていたので分かりますが、、
落ち込んだ生産台数をリカバリーする時って、
どのメーカーも凄まじい能力を発揮します。

でもこの先、コロナウィルスのような
世界中で身動きの取れない事態が起きると、
回復の見通しが立たなくなり、それによって、
経営が立ち行かなくなってしまいますよね。

そこで自動車メーカー各社は、
『原材料不足』や『工場の稼働停止』
といった状況になっても、
リカバリーさせる能力を発揮するより、
状況を受け入れながら耐性を付けることで、

たとえ生産台数が減少しても、
収益が挙がる体制作りを始めたんじゃないかと。

あくまで僕の個人的な見方ですが・・

関谷はやと

 
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