たとえネジ1本といえど・・
世界中の自動車メーカーが
EV(電気自動車)に向かおうとしている中、
トヨタからも自社初となるバッテリー式のEV
『bZ4X』(ビジーフォー・エックス)
が発売され話題になっています。
(スバルからも『ソルテラ』という車名で
同型モデルが発売されています。)
ちなみに日本国内では、
3千台の販売目標を掲げていて、
現在は全国の販売店に向けてデモカーや
試乗車が配備されている段階だそうです。
ところが、つい先日のこと、
発売から1ヶ月ほどしか経っていないのに、
『リコール(不具合の改修・修理)』が
届けられたんですね・・
その内容は、、
車体にタイヤを取り付けている
『ハブボルト』と呼ばれるネジが、
高負荷で走行している際に
弛んでしまう恐れがある・・という報告が
海外市場からあったことを受けたもので、
最悪の場合は走行中に
車体からタイヤが外れてしまいます(恐)
トヨタによると、
リコール対策が決まり恒久対策を実施するまで
ユーザーに対して使用停止を要請し、
販売店も試乗会や受注を中止するそうです・・
そこで今回のリコールについて、
僕なりに考えてみたんですけど、、
車体にタイヤ&ホイールを取り付けているネジが、
走行中に弛んでしまう原因としては、
大抵の場合、
1)ネジの締め付け力が不足している
2)ネジそのものの強度が足りない
(1,2ともに構造、材質を含めて)
のどちらかになります。
まあ、生産ラインに設備トラブルが発生して、
ネジの締め忘れや締め付け力不足が起きた・・
なんてことも想定できますが、、
そのために検査工程があるので、
それをくぐり抜けてまで市場に出ることは、
まず考えいにくいです。
となると、やはり先ほどの1か2のどちらか、
あるいは両方が重なってネジが弛んだはずです。
すると、対策としては、
1)ネジの締め付け力を今より強くする。
2)ネジの強度を増す。となり、
そのため通常は、
ネジの締め付け力を割増するとか、
今より径の太いネジに交換するとか、
そういった方法が採られるんですけど・・
ただ、、開発から実験、試作を経て、
ようやく完成にまで至った背景を考えると、
現状より径の太いネジに変えるために、
車体側から全て対策品に交換する、みたいな、
そこまで大がかりな対策が必要だという印象は、
正直受けないんですよね〜
ここで興味深いのは、
このモデルの車両重量(約1900kg)が、
重たい電池を搭載しているにもかかわらず、
同社のハイブリッドSUV(RAV4)と
ほぼ同じ重量にまで軽減されていたんです。
つまり、設計の段階で、
小さなネジに至るすべての部品に
『軽量化』が求められた結果として、
もしかすると、
タイヤを取り付けるネジを
強度ギリギリの長さにまで
切り詰めたのかも知れません・・
(ネジは長い方が
締め付け能力が高くなります。)
なので今後の対策が、もし、
『現状のネジより長いネジに交換します』
となれば、
僕の想像が当たっていることになります。
関谷はやと
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