GMの業績を救ったのは!? 

From:関谷はやと


毎年この時期になると、
世界中の自動車メーカーから
昨年1年間にどれだけの車を生産・販売し、
どの程度収益を挙げたのか、
という実績が発表されるんですけど・・

今回、特徴的な傾向として、
新型コロナウィルスの影響による生産停止や、
それに関連した世界的な半導体不足、
物流が寸断されて生産台数が落ち込むなど、、

決して良い環境とはいえない状況
だったにもかかわらず、

なぜだか、どの自動車メーカーも
おおむね好業績を挙げていて、
会社によっては過去最高益となる、
不思議な現象が起こっていたんですね〜

特に顕著なのがアメリカ市場で、、
国内販売台数においては、
これまでずっとトップを走っていた
ゼネラルモーターズ(GM)でも、

昨年は日本のトヨタに、
初めてトップを明け渡すことに
なってしまいましたが、
それでも高収益となりました。

その理由には大きく2つあって、
1つ目は『販売奨励金』の支出を
例年よりも抑えることが出来た・・
というものです。

アメリカの新車市場では、
どのメーカーでも販売店に対して、
新車を定価から割り引いて出荷する、
卸価格とは別に『販売奨励金』
というのを支払う商慣習があって、

それが、
ユーザーに新車を販売する際の
『値引きや特別サービス』の
原資の一部となっていたんですね。

ところが、コロナ禍によって、
そもそも車の生産自体が危ぶまれたことで、
『売る新車が全然足りない!』
という状態になりました。

すると、
今すぐ新車に乗りたいユーザーにとっては、
少しくらい割高でもまず車を手に入れたい、
となり、値引きをしなくても、
買ってくれるようになったんですね〜

これと同じ現象が、
自動車メーカーと販売店との間でも起こり、
販売奨励金は少なくてもいいから、
それよりまず新車を卸してくれ!
という状態になった結果、

自動車メーカーは
販売奨励金の支出が減少しました。

逆にいうと、
それだけ自動車メーカーは、
まだ販売先の決まっていない新車を
『見込み生産』していて、
そうした新車には販売奨励金付きで、
販売店に出荷されていたということです。

そして2つ目は、
さっきお話ししたような
生産台数の低下によって、
販売奨励金の支出が減少したのは
各社とも似たような状況でしたが、

GMの場合は、それに加えて
収益性の高いモデルや
高級ライン『キャデラック』を
優先して作ることで売り上げを確保していく、
という経営戦略を取りました。

その結果かどうか・・
まあコロナ禍ばかりが要因ではありませんが・・

伝統的なセダンタイプ以外にも、
SUVやオフロードワゴンといった
ラインナップも含めて、
市場ではキャデラックばかりが
目立つ格好になったんですね〜

これで高収益が挙がるんだったらGMは、
もうキャデラック1本で良いんじゃないかと(笑)

関谷はやと

 
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