『にわか作り』の駐車場　

From：関谷はやと

例年、僕が住んでいる松山では、
旧正月８日の前後１日を含めた３日間で、
『椿まつり』という祭礼が行われていて、
多い時では５０万人もの参拝者が訪れる
有名な行事があるんですよ。

ところが、このコロナ禍により、
神社への参拝にも制限がかかったことで、
例年８００軒ほど出ていた屋台も中止となり、

さらに参拝者同士の混雑を避けるため、
開催期間も２月３日から１３日までと、
異例のロングラン開催となりました・・

また開催場所となっている、
通称『椿神社』の参道周辺地域では、
期間中、車の乗り入れが禁止になるため、

例年、車で訪れる参拝者向けに、
ちょっとした空きスペースを利用した、
にわか作りの『駐車場』を運営する人たちが
いるんですけど、、

この影響で今年は、
車で参道を通って神社本殿横にある
駐車場まで行くことが出来るため、

風物詩のようになっていた、
３日間限りの『にわか作り駐車場』も、
今年はほとんど見かけることがありません。

ちなみに、
この駐車場の利用料金は、
神社本殿までの距離やアクセス性によって、
１回あたり８００円〜１２００円というのが、
大体の相場になっているんですけど・・

ほとんどの参拝者が、
３０分から１時間程度の駐車なので、
誘導員を兼ねた料金徴収者を配置しておけば、

あとは駐車可能な台数分の料金収入を
得ることが出来るので、、

それを知っている僕たちも、
『椿まつりで一番ご利益を得てるのは、
駐車場を運営している人だろう』
なんて冗談めかした話をしています（笑）

そんな訳で、
駐車場収入を当てにしてる人たちにとって、
今年は残念な椿まつりとなりましたが・・

ただ、こうした『地の利』を活かして
駐車場料金を得ている人って、
何もここだけに限った話じゃなく・・

今朝、新聞に目を通していると、、
アメリカで毎年この時期に開催されている、
『スーパーボウル』と呼ばれる、
アメリカンフットボールの優勝決定戦では、
（今年は日本時間で２月１４日）

椿まつりと同じように、
試合会場付近に住んでいる人たちの運営する
『にわか作り駐車場』の料金が、
何と最高で５０００ドル（約６０万円）
にまでハネ上がっている！（驚）
という記事が載っていたんですよ。

そう考えると、
『にわか作り駐車場』というのは、
ある意味、イベントに付随した
世界共通のお祭りみたいなもの、
かも知れませんね〜（笑）

関谷はやと

 
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