余裕のあるスケジュールで。 

From:関谷はやと

 

大型トラック用のタイヤだと
100kgを超える重さにも!?
(写真はイメージ)

つい先日、群馬県で
大型ダンプカーの左後輪に装着していた
タイヤ2本が走行中に外れた状態で(脱輪)
そのまま数百メートルも転がり、

1本は道路わきのフェンスと支柱に衝突し、
もう1本は、歩道を歩いていた男性に
真後ろから直撃して(恐)
重傷を負うという事故が起きました・・

この事故では、
タイヤが脱輪して転がる様子が、
設置されている防犯カメラの映像に
記録されていたこともあって、
テレビやインターネットのニュースで
見た人も多いんじゃないかと思います。

ところで今回のように、
タイヤが脱輪する事故というのは、
特に冬用タイヤと入れ替えをする
ちょうどこの時期、集中して発生し、

その一因となっているのが、
タイヤを装着する際の『締め付け不良』や、
『ホイールやネジの損傷』となっています。

ちなみに『締め付け不良』と聞くと、
ネジの締め忘れとか、締め付け力不足
みたいなイメージを持ちますが、、

実際には、
タイヤを取り付けている数本のネジを
締め付ける力が均等じゃなかったり、
逆に締め付け過ぎが原因となって、
走行中の衝撃でネジが折れてしまうとか・・

その他にも、タイヤを組み付けている
鉄やアルミ製の『ホイール』そのものが
変形したり亀裂が入っていたり、
ネジを通す穴の形状の変形や、
ネジの当たる面がサビ付いていたりと、
実に様々な原因があるんですね〜

そこで僕たちメカニックも、
実際にタイヤの入替作業を行う際は、
特にこれらに気を付けているんですけど・・

でも、実はこれで万全という訳じゃなく、
今回のような左後輪の脱輪というのが、
何と全体の95%も占めていて(驚)

その大きな要因として、
他の部分に装着されているタイヤよりも
右折時に左後輪に遠心力が掛かること、
逆に左折時には、タイヤが小回りとなることで
やはり過度な負担が掛かることから、

左後輪の脱輪が多いと考えられています。

つまり、タイヤ入替時に、
いくら手順通りの作業が出来ていたとしても、
走行することによって、
新たに脱輪の可能性が発生するので、

そのため、
タイヤの入替作業をしてから、
50〜100kmほど走行して、
車とタイヤ(ホイール)に
馴染みが付いた頃に再度
『増し締め』という作業を行うことが、
推奨されているんですね〜。

こうした原因があるかも知れないので、
冬用タイヤへの入れ替えで入庫する際には、
今から、とか明日から、

冬用タイヤが必要な道を
いきなり走ります・・みたいな、
ギリギリのスケジュールではなく、

もしホイールやネジの損傷が見つかっても、
部品調達の時間を確保できるようにとか、

タイヤを入れ替えて走行した後の
増し締め作業で入庫できるよう、
スケジュールに余裕を持たせることを
おススメいたします。

関谷はやと

 
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