ＥＶ化で収益を挙げるのは、果たして誰！？　

From：関谷はやと

 

昨年末から年明けにかけて
発表されたニュースの中に、

京都に本社がある『日本電産』という
電気モーターメーカーが開発した、
電動バイク用のインホイールモーターが、

中国の大手ＥＶバイクメーカー
『ヤディア』に採用された、
という記事がありました。
 

ちなみに、
インホイールモーターというのは、
タイヤの内側にあるホイールの中に、
モーターを内蔵することで、

モーターとタイヤを接続していた
構成部品が不要となるため、
よりシンプルな構造のＥＶバイクとなり、

極端にいえば、
インホイールモーターと電池があれば、
あとはシートとハンドルだけで
ＥＶバイクが作れてしまうという・・
画期的なモーターなんですね〜

ところで、
日本電産のホームページによると、
このヤディアというＥＶバイクメーカーは、
２００１年の創業ながら、
すでに８０か国以上もの国に
５０００万人以上のユーザーを持っているらしく、
昨年度だけでも１０００万台以上の
ＥＶバイクを世界中に販売したそうです（驚）

ちなみに、僕が住んでいる松山では、
ＥＶバイクが走ってる姿なんて
まず見かけませんよ・・

そのくらい日本では、
ＥＶバイクに対する認知度が低いんですけど、
これは日本のバイクメーカーが国内市場向けに
ほとんどリリースしていない事が
大きな理由でしょう。

一方で世界市場を見てみると、
これまでエンジンが載っていたスペースに、
電気モーターを置き換えただけの
ＥＶバイクから、すでにホイールの中に
モーターを搭載したタイプのＥＶバイクが
走り回ってるんですね。

こういった
日本とのギャップもすごいと思いますが、
もっとすごいのは、
日本電産が２輪４輪を問わず
世界中のＥＶメーカーや
自動車メーカーに向けて、
電動モーターを供給していることです。

今やＥＶ関連に向けた世界中からの投資は、
西部開拓時代のゴールドラッシュ並みの活況です。

ＥＶにとって絶対必要で、
かつ共通している構成品というのは、
バッテリーと、
日本電産が作っているモーターです。

そこでゴールドラッシュ時代に
日本電産という会社を当てはめると・・

さしずめ、
金の採掘者に向けてジーンズ（作業服）や
スコップを売ることで一番確実に、
しかも大きく収益を手にした
ビジネスをやっているように映ります。

関谷はやと

 
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