巨額な投資を回収する方法　

From：関谷はやと

先日、このメルマガで、
日産がＥＶをはじめとする電動車や
ＥＶに使われるバッテリーの研究開発と
生産体制を強化するために今後5年間で、
２兆円もの資金を投じる計画がある、
というお話をしたそのすぐ後に、、

実は、車業界向けの日刊紙に
ドイツのメルセデス・ベンツが、
（正式にはメルセデス・ベンツのブランドを
展開しているダイムラーという会社です）

同じ期間（この先5年間）と目的で、
日産の２兆円をはるかに上回る、

７．６兆円！？もの
超巨額な投資を行い２０３０年までには、
ＥＶ専業メーカーになることを目指している、
という記事が載っていました・・

まあ上には上がいるもんですね〜

ここまで来たら、もう何兆円でもいいです・・
僕は驚かないので、
気の済むまで投資しまくって下さい（笑）
としか言いようがありません。

しかし・・自動車メーカーが
電動化に投資しようと計画している金額が、
○○億円から、○○兆円と
ケタ違いに増えているのに対して、

自動車の修理やメンテナンスの市場は、
そこまで急激に増える見込みはなく、
今後もほぼ横ばい、もしくは減少していく・・
みたいに予測されています。

ということは、この先、
自動車メーカーが投資していく巨額な資金は、

車（ＥＶ）本体の価格に上乗せされたり
自動運転などに使われる通信機能や
充電サービスの提供といった
『付帯サービス』で回収するんじゃないかと・・

というのも、修理やメンテナンス自体は、
全く無くなる訳じゃないものの、

ＥＶの場合は、
構成する部品点数自体が少ないので、
今よりも確実に壊れにくくなるとか、
メンテナンスフリー化していくはずなので、

従来のエンジン車のように
修理やメンテナンスの際に発生する
部品交換などによって、
その売り上げから回収していく、という
ビジネスモデルが成立しにくくなるんですね。

そこで通信機能や充電サービスといった、
ほぼ毎日コンスタントに訪れる機会を使い
ＥＶに乗るために必要な付帯サービスを

『サブスクリプション（定額払い）』
のような方法で課金して、
ユーザーから毎日少しずつ回収していく、、
という風になると思います。

しかも、その方がユーザーに割高だと
感じられずに済みますからね・・

関谷はやと

 
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