バッテリーの開発にこだわる理由
前回のメルマガでは、
先日、日産が発表した2030年までの
長期経営方針の中で、
今後5年間のうちに、
電動車関連に2兆円もの資金を投じて、
バッテリーの開発や生産体制を強化していく、
という話題についてお話ししました。
そして今回は、なぜ日産が、
そこまでしてバッテリーにこだわるのか?
その理由を考えてみたいと思います。
日産の発表によると、
バッテリー開発の成否を分ける
決め手となるのが、
『全個体電池』と呼ばれるバッテリーで、
従来のEV用バッテリーのように、
内部で発生した電気を流すための
『液体(電解液)』を使っていないのが
大きな特徴です。
ちなみに、液体を使わないことで、
どんなメリットがあるのかというと・・
液体よりも電気を流す成分が
ギッシリと詰まった固体に替えることで、
同じ大きさのバッテリーでも、
よりたくさんの電気を貯めることができ、
(従来型の約2倍)
さらにバッテリー内部で
電気が動くスピードも速くなり、
充電時間が今よりも3分の1程度にまで
短縮できるんですね。
ということは、短い充電時間でも
充電1回あたりで走ることができる
航続距離が飛躍的に伸びるため、
EVの使い勝手は格段に良くなります。
これを、もっと分かりやすく、、
僕たち人間を電気に例えてみると・・
50メートルの距離を移動するのに、
水の入ったプールを泳いで移動するのと、
地上、つまりプールサイドを
走って移動するのとでは圧倒的に
地上の方が早く移動できますよね。
(滑る危険があるので
本当は走っちゃダメなんですけど・・笑)
これと同じことが、
電解液の入った従来型のバッテリーと、
全個体電池との性能差になります。
EVって、エンジン車と比べると、
排気音や加速性能、燃費といった
性能の違いよりも、
充電時間や航続距離といった点に
目が向きがちなので、EV同士だと
走行性能の差が分かりにくいんですよね。
ただ、その分、他車と比べて
圧倒的な性能差が手に入れば、
市場での優位性を確立できます。
ところが全個体電池は、
理想的で優れたバッテリーなだけに、
技術面や製造コストといった
実用化するまでのハードルが高く、
そのため日産は、
2兆円もの巨費を投じてまで
『全個体電池』の
実用化を目指しているんですね〜
関谷はやと
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