優れた生産システムにも弱点が・・ 

From:関谷はやと

 

車の生産ライン(イメージ)

世界中にコロナウィルスの影響が
広がったことで、
自動車メーカーや部品メーカーも
休業を余儀なくされたり・・

また業務のリモート化が急激に進んだことで、
パソコンやスマートフォンをはじめとする
情報通信機器の需要もさらに増えました。

そのため
主要な構成部品の『半導体』が不足し、
結果として、車を生産したくても
作るための人が確保できない、
部品や半導体が足りない・・といった、
まさに『無い無いづくし』の状態に
陥ってっしまったんですね〜

さらに、コロナウィルスに限らず、
近年では、世界中で地震や風水害、
火災といった様々な災害によって、
生産がストップしたという話を
よく聞くようになりました・・

そういった状況を受けて、
この度、アメリカの商務省のトップが、
要因の一つとして、

部品の在庫を最小限にとどめて車を作る
『トヨタ生産方式』のシステムを
見直さなきゃいけないんじゃないか!?
と発言したそうです・・

ちなみにトヨタ生産方式というのは、
例えば、1日に車を100台しか
作ることができないのに、

1台の車に1個しか使わない部品を
1万個用意しても、残りの部品は、
すぐに必要な訳じゃありませんよね・・

だったら、
置き場所や輸送費のほか、
部品の仕入れコストのことを考えたら、
千個の部品を10回に分けて
少しずつ用意したので大丈夫でしょ!?

という発想で、
(ジャスト・イン・タイムと呼ばれています)
フォードが始めた大量生産を参考にして、
トヨタが開発した生産システムなんです。

そうやって、
1台の車を作るのに必要な要素から、
過剰な供給を取り除くことで、
生産コストが下がると、
車の販売価格も安く設定できます。

ところが、どんなに優れたシステムでも、
必ず弱点というのはあって、、

それが、
部品の在庫を最小限に抑えているため、
さっきお話ししたような
『予期せぬ事態』が起きたときには、
復旧するまでに、どうしても
時間がかかるというものです・・

もちろん、
車の作り手側も、災害による影響を
最小限に留める努力は必要ですが・・

ただ、そうはいっても、
今より部品の在庫に余裕を持たせてしまうと、
たちまち生産コストが上がってしまい、

するとその負担は、車を購入する
ユーザーに掛かってしまいます。

その上で、
『予期せぬ事態に対するコスト』を
ユーザーが、どこまで受け入れられるか?

結局のところは、
作り手の買い手との信頼関係によって、
解決していく問題なんでしょうね〜

関谷はやと

 
***********************

メールマガジン【三栄自動車のメルマガ】

発行責任者:関谷はやと (三栄自動車)

〒790-0054 愛媛県松山市空港通2丁目14番7号
ホームページ:  https://3ei-j.com/
メールアドレス: info@3ei-j.com

メルマガは自動配信がおススメ(無料です!)
希望される方はコチラ↓の登録フォームまで
【三栄自動車のメルマガ】
https://55auto.biz/3ei-jseibi/registp.php?pid=1

***********************

メルマガの配信を解除される方は、
コチラをクリックして下さい。

https://abfll.biz/brd/55s/3ei-jseibi/mail_cancel.php?cd=05rtLFeSX90Bk1

愛媛・松山のレンタカー・車検整備・板金・塗装なら
三栄自動車!
TEL:089-972-1082 受付時間 9:00-19:00
(祝祭日は9:00-17:00/但しサービス工場は休業)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です