車からタイヤが外れるまで・・　

From：関谷はやと

車の動力が、エンジンから
電気モーターへと向かい始めたことで、
自動車を作るためのハードル自体も
低くなったんじゃないかと思います。

その証拠として、

高精細カメラによる画像認識技術を
自動車メーカーに提供しているソニーが
コンセプトカーを発表したり、

パナソニックや日立といった、
家電・電機メーカーも
ＥＶの走行用モーターを開発したり、
カーナビや家電の技術を活かして、
車室内全体を開発したり、

ＩＴ（情報通信）企業の
アップルやグーグルに至っては、
自動運転車を開発したりと、

すぐさま発売する訳じゃないにしても、
様々な業種が自動車ビジネスに
力を入れているのは事実です。

たしかに、
車の動力がエンジンからモーターへと
変わろうとしている中で、
電機メーカーがＥＶ向けのモーターを作る、、
というのまでは分かります。

じゃあ何でアップルやグーグルまでもが
車を作ろうとしているんでしょうか・・

これはあくまで僕の想像ですけど、

情報インフラの主導権を握ることができれば、
商品を販売したりサービスを提供する企業に、
その情報を売ることができますよね。

そこで、
ユーザーを囲い込む手段の一つとして、、
スマートフォンにタイヤを付けるような感覚で
車を作ろうとしてるんじゃないかと思います。

こうして、いま様々な業種が
自動車に参入しているんですけど・・
果たしてこの先、車はどうなっていくのか？

これも僕の想像で、
どっちになるかは分かりませんが、、

家にタイヤが付くまで、
あるいは車からタイヤが外れるまで、
様々な業種が入り混じりながら、

自動車とか家（部屋）を
作っていくんじゃないかと思います。

家にタイヤが付くことで
自分の部屋から一歩も出ることなく、
世界中のどこにでも行けるようになるとか、

その反対に、
車が超快適な空間になることで、
その場から一歩も動かなくても、
世界中のどこへ行ったのと同じ状況を、
作り出すことができれば、

もはや移動する必要すら無くなって、
車からタイヤが外れる・・

極端な例えかも知れませんが、

自分が目的の場所まで移動するのか、
逆に自分は動くことなく、対象となる相手を
自分の元へ呼び寄せるのか・・

どこまで進めば僕たちは満足できるのか？

車や家といった枠を超えて、
挑戦しているような気がします。

関谷はやと

 
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