カーボンクレジットとは、まさに・・
前回のメルマガからの続きです。
地球温暖化の一因とされている
温室効果ガスの排出を抑制するため、
エンジン車の排気ガス中に含まれている
CO2が(二酸化炭素)対象となっていて、
そのため、
燃費の良いHV(ハイブリッド車)や、
EV(電気自動車)のほか、
水素を酸素と反応させて発電した
電気を使ってモーターを動かす
FCV(燃料電池車)のような、
CO2排出量がゼロあるいは、
排出量の少ない車へとシフトしています。
ところが、このCO2には、
もう一つ別の顔があったんですね〜
CO2を排出した量や、
逆に削減したり、引き取った量に対して、
それを『債権』としてお金に換算する、
という考えの下で生まれた
『排出権クレジット』とか
『カーボンクレジット』
と呼ばれる仕組みが出来上がっていて・・
例えば、
エンジン車を作っているメーカーでは、
その車からCO2を排出するので、
年間を通じて
売れた台数の合計をしてみると、
理論の上ではCO2排出量が、
そのぶん積み上がっていく形となります。
まあ、それだけなら年間でCO2を
○○万トン排出していますが、何か・・?
みたいな感じで終わりなんですけど(笑)
ところが!
自然界に、ごく当たり前に存在している
CO2に対して、排出量1トン当たりいくら、
という値段を設定することで、
企業の生産規模によって
CO2排出量の基準枠が決められ、
その基準枠を超えないようにして下さい!
という世界的なルールが出来ました。
そのため、先ほど例に挙げた
エンジン車を作っているメーカーの場合は、
CO2排出枠を超えてしまった分に対しては、
お金を出して買い取るという形で、
帳尻を合わせなきゃいけなくなり・・
一方で、
それとは逆に、例えばEVの場合は、
燃料である電気には、
CO2が含まれていないので、、
当然ながらCO2は排出されません。
そのメリットとして、
EVを作っているメーカーには
エンジン車から出るCO2排出量に相当する
排出権(クレジット)が与えられ、
先ほどのエンジン車メーカーから、
CO2排出権を買い取ってもらえる、
という仕組みなんですね〜(恐)
これが『排出権クレジット』とか、
『カーボンクレジット』と呼ばれていて、
その結果、
ビックリするような額のお金が、
飛び交うこととなるんですが、、
排出権クレジットというのは、
まさに現代の錬金術じゃないかと・・
その話は、また次回以降に。
関谷はやと
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