オペル再上陸 

From:関谷はやと

車関連のニュースサイトを見ていたら、
ドイツの自動車メーカー『オペル』が、
このたび日本での販売を再開する、
という記事がありました・・

ちなみに、
オペルのロゴマークって、
丸の中に『Z型(ゼット)』のマークが
描かれていて、思わず『電気屋さん?』と、
間違いそうになるんですけど・・

それもそのはず、
オペルのロゴマークを調べてみると、、
『稲妻』を意味するドイツ語の
『Blitz』が由来だったんですね〜

ところで、
オペルというブランドは元々、
ドイツのベンツやフォルクスワーゲン、
アメリカのGM(代表車はキャデラック)
とともに、輸入車ディーラーの
『ヤナセ』が取り扱っていたブランドです。

そして1990年代前半、
自社で直接販売を始めたフォルクスワーゲンが、
ヤナセから抜けていった後の、

『コンパクト・モデル』を補完するブランドとして、
けっこう売れてたような気がします・・

ところで、
当時のオペルに搭載されていた
コンポーネンツを見ると、

エンジンは『いすゞ製』
ATミッションは『アイシン精機』
カーエアコンは『デンソー製』と風に・・
(すべて日本のメーカーです)

まるで日本車のようだったんですよ。

まあ、これは当時オペルの親会社が、
アメリカのGMだったため、
(ゼネラルモーターズ)
GMとの関係が深いメーカーの製品を
採用していたからだと思います・

ただ、その分、
僕たちメカニックにとっては、車の中身が、
国産車とさほど変わらないこともあって、

僕も実際にメンテナンスしていましたが、
輸入車の割には扱いやすいモデルでしたよ。

ところがGM本体の業績不振とともに、
残念ながらオペルは
日本市場から撤退してしまいました。

でもそうなると困るのが、
日本でオペルに乗っているユーザーです。

車って、長く乗り続けるものですからね〜

ちなみに、
メンテナンスや補修用パーツの供給などは、
引き続きヤナセが行っているそうなので、

まあ『売りっ放し』とまでは言いませんが、

輸入車ユーザーにとっては、
ある程度想定しておきたいリスクかと・・

そんなオペルですが、
今では『ステランティス』と呼ばれる、
自動車企業グループの一員となり、
(フランスのプジョー、シトロエン
ドイツのオペル、イタリアのフィアット
アメリカのクライスラーなど)

再び日本市場に上陸することに・・

まあ、以前のように、
中身のほとんどが日本メーカー製、
なんて車じゃ無いと思いますし(笑)

今回は
『ステランティス』グループの中で、
すでに日本で展開しているメーカーが
アフターサービスを
やっていくことになるんでしょうけど・・

車のメンテナンスを
ビジネスにしている僕にとっては、
どうしても、そこが気になるんですよね。

関谷はやと

 
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