テスラ・ボット　

From：関谷はやと

アメリカのＥＶメーカー
『テスラ』のＣＥＯイーロンマスク氏が、

つい先日、
自社のイベント『ＡＩデー』の場で、
現在開発中の人型ロボットについて触れ、
（身長約１７３センチ、体重約５７キロ）
２０２２年には、
試作品を製造する予定だそうです。

ちなみにアメリカの企業って、
こういった『○○デー』と称したイベントや
発表会を割と頻繁に開く風潮があるようで、

テスラの場合は、
他にも『バッテリー・デー』
というイベントもあります。

そして、このロボットの名称が、
今回のメルマガのタイトルとなっている
『Ｔｅｓｌａ　Ｂｏｔ（テスラ・ボット）』で、

ウェブニュースや
ユーチューブ上で発表された資料には、
こうしたスタイリッシュなデザインの
テスラ・ボットが描かれているんですけど・・

実際のＡＩデーに登場したのは、
テスラ・ボットと同じコスチュームを
身に着けた人間だったんですね〜（驚）

きっと現時点では、試作どころか、
おそらく形すら出来てないんでしょう。

まあ、見切り発車が許されるのも、
テスラの個性だと思えば・・です（笑）

ところで、テスラ・ボットの
『Ｂｏｔ（ボット）』という言葉は、
一定の範囲の情報処理を自動化するアプリや
プログラムのことを指すコンピューター用語で、

元々はロボット（Ｒｏｂｏｔ）の
略称から来てるそうです。

身近なところでは、
アップルの『Ｓｉｒｉ（シリ）』や
『オッケー、Ｇｏｏｇｌｅ！』みたいに、
音声を認識して会話で応答するものや、

ＳＮＳ上の『チャット・ボット』のような、
文字を認識して文章で応答するものが、
『Ｂｏｔ』にあたります。

話を戻します。

イーロンマスク氏によると、
今回発表したテスラ・ボットは、
『退屈だったり、危険だったりする作業』を
人の代わりに行うロボットを目指している、
と説明していました。

さらに、
テスラ・ボットの具体的な使用例に
『自動車の修理や買い物』
と挙げていたんですが・・

でも買い物って、どちらかといえば
楽しい行為だと感じている人の方が
多いはずで、
そこまで退屈な作業じゃないと思います。

まあイーロンマスク氏にとっては、
『買い物』が退屈な作業なんだとすれば、

たぶん、
彼の身の回りには、買い物よりも、
もっと楽しくて充実したことが、
日常的にあるのかも・・

また、
危険な作業に『自動車の修理』を
挙げていたことについては、
たしかに危険な作業も中にはありますが・・

だからといって、
修理が必要となる個所が、
乗る人によって異なる車の場合は、

画一的じゃないため、
ロボットにできる作業も限定さます。

それでもイーロンマスク氏が、
テスラ・ボットに車の修理をしてもらおう・・
そう考えているなら、

せめて自社のＥＶの修理を、
本当にテスラ・ボットでできるのかどうか？
確かめてから言ってもらいたいですよね（笑）

関谷はやと

 
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