2通りの自動運転システム
トヨタ自動車が、
車の自動運転技術をはじめとする
実証実験を行う目的で、
静岡県の自社工場跡地を活用して、
『ウーブン・シティ』という大きな街並みを、
まるごと一つ建設しようとしています。
その一連として、つい先日トヨタから、
自動運転車用の高精細地図を手掛けている
アメリカのスタートアップ企業を買収した、
という発表がありました。
この2つの話題から分かるのが、
自動運転車には、実際の街並みに合った
高精細な地図が欠かせない、ということです。
つまり、トヨタの自動運転システムって、
実際に僕たちが車を運転しているとき、
目の前に飛び込んでくる風景が、
そっくりそのまま
地図データ化されたものの上を、
車に搭載したコンピューターでなぞっている、
みたいなイメージですね・・
ちなみに、
トヨタのような自動運転システムは
『ジオメトリー方式』と呼ばれていて、
(ジオメトリー:配置とか配列という意味)
アメリカのEVメーカー『テスラ』を除く、
ほぼ全ての自動車メーカーが、
この方式の自動運転システムを
採用しているんだそうです・・
じゃあ一方のテスラは、
一体どんなシステムを採用しているのか?
というと・・
テスラの場合は、
地図データだけに頼らず、
高性能なカメラやセンサーを多用した
『ビジョン方式』
と呼ばれるシステムを採用していて、
実際に、
ドライバーが目にしている風景を
コンピューターで瞬時に画像処理しながら、
その情報を元に車を制御しているそうです。
こんな風に
自動運転システムにはトヨタをはじめ、
ほとんどのメーカーが採用している
『ジオメトリー方式』と、
テスラが採用している『ビジョン方式』の
2つのシステムがあるんですね〜
そこで、まず
ジオメトリー方式の特徴として、
高精細な地図データを元に
車を走らせているので、
たとえ目の前が真っ暗闇の状態でも、
車を数十センチ、数センチ単位という、
正確さで移動させることができますが、
その反面、地図データの精度で
車の動きが左右されるため、
データが大雑把だったり
地図データそのものが無い場所では、
ほとんど自動運転が機能しません・・
そのためトヨタは、
高精細な地図データを作るためには、
何が必要で何が課題なのかを知るために、
ウーブン・シティという、
地図データ通りの街並みを
作ろうとしたんじゃないかと思います。
一方でビジョン方式は、
目の前の風景を画像処理して、
その情報を元に車を動かしているので、
地図データが少しくらいズレていても、
臨機応変に対処でき、極端な話、
地図データなど無くても、
自動運転走行が可能です。
その反面、例えば目の前の道路標識が、
逆光や街路樹の陰に隠れて
見えにくかったりすると・・
自動運転システムが、
誤った判断をしてしまう可能性も
無いとは言えません・・
こんな風に、それぞれのシステムに
特徴やメリット、デメリットがあるので、
現時点では『どっちが良いのか!?』
という判断ができないんですね。
関谷はやと
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