５社連合　

From：関谷はやと

つい先日のニュースで、
日本にある自動車メーカーのうち、
なんと５社もの企業が共同出資し、
商用車の技術開発会社を運営していく、
という発表がありました。

ちなみにその5社とは、
トヨタを筆頭に
商用車メーカーの日野自動車といすゞ、
そして軽自動車メーカーの
ダイハツとスズキの計5社です・・

まあ正確にいえば、
すでに今年４月にトヨタと日野、
それに、いすゞの３社出資による、
商用車の技術開発会社ができていた所に、

ダイハツとスズキという、
軽自動車メーカーの２社が加わった、
という形なんですが・・

そんなことよりも、

今回の５社連合が物語っているのは、

軽トラック、箱バンから
大型トラック・バスといった
商用車においては、すでに
商品性に差をつけて競い合うみたいな、
従来のやり方で販売台数を増やしながら、
収益を挙げることができなくなっている・・

というのも、
乗用車を開発するのに
膨大なコストがかかるようになると、

今まで以上に
商用車にコストを注げなくなって、

じゃあ日本では軽トラックなら、
この１車種だけしか選べません！
みたいにした方が、
各メーカーお互いにメリットだと
考えたんでしょうね〜

これってユーザーにとっても、
コストを削りまくって作られた
安っぽい軽トラックに乗るより、

各社のアイデアを盛り込んだ車に乗る方が、
信頼感・安心感という点では、
メリットになるんじゃないかと思います。

それともう一つは、
海外の商用車メーカーによる
日本市場への進出です・・

中国メーカー製の軽箱バンＥＶ

これも、
人件費をはじめとする
生産コストの安い国で作られた商用車が、
どんどん日本市場に入ってくると、、

いくら商品力が高くても、
価格勝負で負けてしまうこともあります。

そんな風に状況が変わったにも関わらず、
今までのように
国内メーカー同士で競い合ってたんじゃ、
そうしてる間に全部、海外メーカーで
占められてしまいますからね〜

まあ、
現時点では商用車に限ってますが、

そのうち、もしかすると乗用車も
今回の5社連合と似たような動きに
なるかも知れませんね〜

関谷はやと

 
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