1台の軽自動車EVをきっかけに・・ 

From:関谷はやと


つい先日、車業界向けの日刊紙に
1台の軽自動車EVの写真と記事が
掲載されていました。

まあ、車が電動化へと向かっている
今の時代なので、そのこと自体は
別に珍しくも無いんですけど・・

ただ、僕が興味を引かれたのは、
このEVが僕たちの知っている
軽自動車メーカーで作られた車じゃなく、

なんと、あの『佐川急便』が、
EVベンチャーと共同で開発した
配送専用EVだったんですよ。

記事によると、
集配用に使っている
およそ7200台の軽自動車を

9年後の2030年までに、すべて
このEVに切り替える計画だそうで・・

しかも、佐川急便との
共同開発に携わったEVベンチャーは、
自社の製造工場を持っていない、
『ファブレス・メーカー』
と呼ばれる会社だったんですね〜

ちなみに、
ファブレス・メーカーの
『ファブレス』というのは、
製造工場を意味する
『ファブリケーション・ファクトリー』が、
『無い』ことを意味するレス(Less)
という言葉を組み合わせた造語で、

工場を持たずに
製造業としての活動をする
ビジネスモデルのことを指すそうです。

たしかにITの進化によって、
車に限らず様々な製品は、

企画や設計、製品デザイン、
シミュレーションといった領域まで、
コンピューター上で
出来るようになったため、

実際に素材を加工したり、
組み立てをするといった、
製造ノウハウが無くても、
メーカーになれてしまいます。

逆に製造側にとっては、
売れる製品を開発できる力が無くても、

依頼された仕様のとおりに
製造する能力さえあれば、

ビジネスになる訳ですから、
うまく機能すれば
両者にとって良い結果をもたらします。

そこで、じゃあ実際に
どこがEVを作るのか?というと、
今回は中国の自動車メーカーで、
製造されるそうですが・・

このニュースから考えられることは、

いま現在、日本で
集配にも使うことができる軽自動車、
いわゆる『軽箱バン』を作っている
自動車メーカーは、
スズキ、ダイハツ、ホンダの
3社なんですけど、

商用ベースの軽自動車って、
乗用車に比べて販売価格自体が低く、
そのため利益率も低くなります。

でも基本的な開発プロセスって、
乗用車と大差ないんですよね・・

となると、
これら3社には、様々な面で

軽箱バンと呼ばれるこの手の商用車を

佐川急便のような大口ユーザーの
使い勝手に合わせた仕様にまで
企画・開発していく余裕がないのかも・・

もしかすると、これをきっかけに
軽箱バンのような商用車は、
企画開発をベンチャー企業が、
実際の製造は海外工場へと
シフトしていくかも知れませんね。

関谷はやと

 
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