ソニーのＥＶ『ビジョンＳ』について　

From：関谷はやと

先日このメルマガで、
ソニー製のＥＶ『ビジョンＳ』が、

アメリカで開催された
『ＣＥＳ２０２１』という家電見本市に
２年連続で出展されたというお話しをしました。

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ソニーといえば、
元々が家電メーカーですし、、
関連事業としてカーオーディオや
ロボットまで作っているので、
同じ電気製品なんだからと考えれば、

たとえソニーが
電気自動車（ＥＶ）を作ったと聞いても、
そこまでの違和感はありません。

ところが車に限っていえば、、
『人が直接乗り込む』という点が、
他の家電製品とは大きく違います。

まあ乗り物なので当たり前なんですけどね。

なので、逆にその点だけを見ると、
今回ソニーは、ものすごく大胆で
未知なるチャレンジをしたともいえます。

しかも、このところのソニーは、
デジタル映像機器の分野においては、
他車を圧倒する好業績を挙げているので、

ＥＶみたいな未知の領域に、
わざわざ挑戦しなくても、
うまくいってる分野に注力した方が良いのに・・

なんて思ってる人からすれば、
なぜ今の時期にクルマを作ったのか？

とても気になる所じゃないかと思うんです。

まあ、常に僕たちを驚かせてくれる製品を
世に送り出しているソニーなので、

そこにはソニーなりの考えがあってのこと。
と言ってしまえばそれまでですが・・笑

実は、
ソニーがＥＶを作るきっかけとなったのは、

元々専門分野としてやっていた
カーオーディオをさらに進化させて、
車内エンターテイメント機器として
極めていく目的だったんです。

少なくとも昨年、ビジョンＳという、
初めて作ったＥＶを発表するときまでは・・

ところがその後、
パナソニックやパイオニアといった
他のカーオーディオメーカーも

当時のソニーと同じように
カー・エンターテイメント機器を極めていく、
という方針で進んでいたんですね〜

つまりソニーは、
専門分野であるカーオーディオを
極めていく過程において、

自社で開発した製品と
車との相性を検証していくうち、

これ以上、
車内エンターテイメント機器を
開発していっても、

車を作ってみないことには、
分からない領域があることに気付いたんだと・・

それが、
いっそのこと自分たちだけで、
一からＥＶを作った方が
うまく行くんじゃないか？となって、

その結果として、
車そのものとしての完成度も高めた
ビジョンＳに至ったんだと思います。

関谷はやと

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