何でいま『凧あげ』が？？　

From：関谷はやと

インターネットニュースを見ていたら、

１１月に入って、

寒くなり始めてからというもの、

凧あげ用の『凧（たこ）』が、

例年の３倍に迫る勢いで売れているんだとか。

凧あげといえば、

昔から『かるた』や『羽根つき』と並んで、

正月遊びの定番の１つになってますよね。

たしかに、僕が子供の頃は、

今みたいなコンピューターゲームは、

ゲームセンターでしか

遊ぶことができなかったので、

よくやった冬場の遊びといえば、

寒さで人出が少なくなる屋外で、

さらに強い北風を利用する凧あげでした。

余談ですが、

当時は任天堂の『ファミコン』が

登場して間もない時代だったので、

家の中でもゲームができるといえば、

そうでしたが・・ただ当時は、

ゲーム機も高価だったので、誰でも気軽に

という訳にはいきませんでした。

しかし、

何でまた今になって『凧あげ』が？

そう思い記事を読み進めてみると・・

どうやら、

コロナウィルス感染予防のため、

『密』にならない遊びとして、

凧あげに注目が集まったようです。

たしかに凧あげなら、

屋外の、それも障害物のない

広い場所でしかできない遊びなので、

『密』を防ぐこともできるし、

何より、その気になれば

１人で飛ばすことも可能ですからね（笑）

まあ、、僕なら『ひとり凧あげ』よりは、

みんなでやった方が楽しいとは思いますが・・

そしてさらに、

空前の超人気アニメとなった

『鬼滅の刃』のキャラクターをデザインした

凧が発売されたことも追い風となり、

（凧だけに！？でも凧は向かい風じゃなきゃ

うまく上がりません）

最初にお話ししたとおり、

例年以上の売れ行きとなっているそうです。

まあ子供たちにとってみれば、

コンピューターゲームで遊んでるだけじゃ、

身体を動かしたくなる欲求を

満たすことができませんし、

おまけに

コロナウィルス感染防止の名のもとで、

春休みも夏休みも

様々な行動が抑制されていたこともあり、

結局、この冬休みを目前にして、

一気に開放したくなったんじゃないかと・・

そういえば、

当時僕たちが遊んでいた凧というのは、

『竹ひご』と呼ばれる、直径２〜３ミリの

竹串みたいな材料で骨組みをし、

その上に和紙を貼り付けたものでした。

ところが、ある年、

プラスチック製の骨組みにナイロン製の張り紙、

おまけに『スルメイカの頭』みたいに

奇妙な三角形をしたデザインの凧が、

『アメリカ生まれのゲイラカイト！』

というキャッチフレーズとともに、

突如、僕たちの目の前に現れたんです！

しかも、このゲイラカイトは、

それまでの凧と比べてとにかく軽量で、

そしてこの奇妙な三角形デザインも、

実は効率よく風を受けるための、

非常に合理的な設計だったので、

凧あげの技術などなくても、とにかく

空高く上げることができたんですね〜

いつの間にか凧あげの話題から

僕の昔話になってしまいましたが・・

子供たちのこういった現象を聞いて、

『僕が子供の頃と一緒やん』みたいな感じがして、

何だかとても嬉しくなったんですよ！（笑）

関谷はやと

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