(バッテリーを)せっかく冷却するなら・・ 

From:関谷はやと

前回のメルマガでは、

EVやHV車に使われているバッテリーが

充放電を繰り返すことで発熱するため、

冷却しなくちゃいけない、という話でした。

またバッテリーの冷却方法には、

車の種類やバッテリーの大きさによって、

冷却水を使って冷やす『水冷式』と、

扇風機のようなファンで風を当てて冷やす

『空冷式』の2種類あることもお話ししました。

そこで今回は続きとして、

EV用のバッテリーが

充放電することによって発生する

『熱』そのものが、

実は車の様々な部分で

有効利用されている様子について

お話ししたいと思います。

まず、バッテリーに電気が出入りする

いわゆる充放電をする際には、

『リチウムイオン』をはじめとした、

バッテリーを構成する物質の

化学反応によって電気が発生すると同時に

『発熱』するんですが、

ただ、その熱が高すぎると、

バッテリーの性能低下や

寿命を縮めてしまうため、

最初にお話ししたように、

『冷却』する必要があるんですね〜

ところが、

車って冬になると、

寒さのせいでバッテリーそのものの性能が、

極端に低下してしまいますよね。

すると今度は、

わざわざバッテリーを冷やさなくても良い訳で、

それなら冷却装置はいらんやろ・・

となってしまいます。

つまり、EVのバッテリーというのは、

やみくもに冷却している訳じゃなく、

温度を一定(25〜35度)に保つために

不要な熱だけを取り除いている、

というのが実際のところです。

そこで、ドイツのアウディを例にとると、

じゃあ、その不要な熱を今度は、

暖房用ヒーターの熱源(ヒートポンプ)

として有効に利用すれば、

わざわざバッテリーの電気を消費して

ヒーターを温めなくても済むので、

結果的に電気が節約できるじゃないか!

バッテリーから発生する熱を有効利用

赤のラインが高温、青のラインが冷却

という風に考え方を変え、

ただバッテリー本体の性能や寿命を

向上させるためだけじゃなく、

ドライバーが快適に運転できるように、とか、

EVの航続距離をより延ばすため、といった、

EV全体の性能に関わる重要な役割を

バッテリーの冷却装置に盛り込んだ

クルマ作りをしているんですね〜

関谷はやと

 ***********************

メールマガジン【三栄自動車のメルマガ】

発行責任者:関谷はやと (三栄自動車)

〒790-0054 愛媛県松山市空港通2丁目14番7号

ホームページ:  https://3ei-j.com/

メールアドレス: info@3ei-j.com

メルマガは自動配信がおススメ(無料です!)

希望される方はコチラ↓の登録フォームまで

【三栄自動車のメルマガ】

https://55auto.biz/3ei-jseibi/registp.php?pid=1

***********************

メルマガの配信を解除される方は、

コチラをクリックして下さい。

https://abfll.biz/brd/55s/3ei-jseibi/mail_cancel.php?cd=05rtLFeSX90Bk1

愛媛・松山のレンタカー・車検整備・板金・塗装なら
三栄自動車!
TEL:089-972-1082 受付時間 9:00-19:00
(祝祭日は9:00-17:00/但しサービス工場は休業)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です