リセールバリュー　

From：関谷はやと

自動車ビジネスに携わっていて
よく耳にするのが、
『リセールバリュー』という言葉でして・・

これを日本語に直すと、
『再ハンカチ』ならぬ『再販価値』
（最近、変換時に変な部分で区切られます・・）

つまり『リ・セール（再販売）』と
『バリュー（価値）』を
合わせた言葉だというのが分かります。

ちなみに、
どういった場面で使われているかというと？

例えば車を買い替える際に、
いま乗っている車を『下取り』に出すとき、

他社の同じタイプの車と比較して、
下取り価格が高かった場合など、
『リセールバリューが良い』とか『〜が優れてる』
なんて使い方をするんですね〜

すると、仮に、
いま乗っている車代金の支払いが、
すでに完了していたとしたら、
その分、次の車を買う時に用意するお金が
少なくて済みますよね。

まあ実際には、
いま乗っている車を下取りに出すことで、
車の購入代金に充てているだけなので、
支払い総額が変わる訳じゃありませんが、

それでも、
リセールバリューが高かったおかげで、
用意するお金が少なくなることを考えたら、
得したことになりますよね。

その反面、
下取り価格が高いということは、
中古車として『再販』される価格も、
当然高くなる訳で・・

まあ、その価格でも売れるということは、
それだけ、
その車種に人気がある証明にもなります。

そこで、
僕たちが車の購入を考えようとしたとき、
より良い条件を求めたくなるのが
やはり人情ってもんです。

すると、どうしても
『リセールバリューに優れた車』というのが、
選択肢の中で上位に来る訳で・・

その結果、
そういう車種がより売れていき、
リセールバリューのあまり良くない車は、
それなりにしか売れていかない・・

つまり、その差がどんどんと広がっていく、
という現象が起きるんですね〜

これって何も車だけじゃなく、
ほかの商品でも同じような現象を
見聞きしたことがあるはずです。

ただ、
『リセールバリュー』というのは、
最初からその商品に備わってる訳じゃなく、

あくまで、
実際に買ってくれたお客さんが満足して、
さらにその様子を見た周囲の人たちが、
再販された商品でもいいから

『自分も同じ満足感を得たい』

と思ってもらうことで
初めて成立する現象なんですよね。

関谷はやと

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