それぞれに役割があるんだと・・ 

From:関谷はやと

つい先日報道された車関連のニュースより。

日産の電気自動車(EV)『リーフ』が、
2010年に登場してからの累計生産台数が
ついに50万台を達成したそうです。

しかも、エンジン車ならいざ知らず、
発売当初、日本国内はおろか
世界でもEVなんて、全くと言っていいほど
走っていなかった時代から考えると、
わずか10年間で50万台も生産するとは・・

ちなみに、平均すると1年間で
5万台生産してることになりますが・・
ただ、さっきも言った通り、
発売当初の『リーフ』には、
電気とモーターで走れるといった先進性よりも、

充電するのに一晩も要することや、
1充電で実際に走行できる距離が、
100キロそこそこだったことから

エンジン車なら数分の給油で済むし、
それで500キロ近く走れるのに比べたら
まったく実用的じゃないよね・・

なんてネガティブな声が
大半を占めていた記憶があります。

当然ながら、
発売当初はほとんど売れていませんでした。

なのでリーフを売ることよりも、
世間にEVを認知してもらうことの方が
大変だったんじゃないでしょうか・・

そう考えると50万台という生産台数は、
地道にコツコツと積み上げてきた結果の
賜物だと思いますね〜

ところで、
現在では、ほとんどの自動車メーカーが
EVまたはハイブリッド車のような、
電動化されたモデルを揃えてるのが
もう当たり前のようになってるのを見ると、
すでに世間からも認知されてるんじゃないかと・・

ただ、これだけ認知されてるにもかかわらず、
トヨタだけは、
純粋に電気とモータだけで走るEVを
どういう訳か持ってないんですよね・・

ちなみに、トヨタのこの傾向というのは、
何もEVに限ったことじゃなくて、

僕がトヨタにいた30年以上前にも、
実は似たような傾向があったんですよ。

それが、
車室内のスペースを広く取るために
エンジン全長を短くする方法として、

当時の国産車には採用されてなかった
『V型6気筒エンジン』という形状の
エンジンを搭載したモデルが
登場しはじめたんですが、

これも日産がトヨタに先駆けて採用しましたし、

(その後トヨタも、
すぐにV6エンジンを発表しましたが)

また、
あの『バブル経済』の象徴ともいえる
『シーマ現象』を巻き起こした、
今までになかったタイプの高級車を
初めて市場に出したのも日産でした・・

(トヨタがレクサスを発表するのは、
シーマが登場してから1年後です)

まあ、当時のトヨタ社内では、
『トヨタならもっと優れたV6が作れるさ!』とか、
『クラウンに比べたら、まだまだだよ・・』といった

ほぼ負け惜しみにしか聞こえないような声が、
実に色んな所で囁かれていました・・

もちろん当時の僕も
『トヨタなら、すぐ出来るはずなのに、
どうしてしないんだろう!?』

そう思ってたので、

何をしても結果的に、
日産の後を追ってばかりだったのが、
とても悔しかった事を憶えています・・

ただ、今になって
世界の自動車産業全体の事情が
ある程度、冷静に見渡せるようになると、

EVやハイブリッド車のように、
それぞれのメーカーが役割分担することで、
自社の経営資源を無駄にすることなく、
自動車そのものを進化させていくことができる。

そう考えれば、
全てのジャンルでトップを取るばかりが、
ビジネスじゃないということが
ようやく分かってきたんですよね〜

関谷はやと

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