手書きの・・ 

From:関谷はやと

僕が愛知県にある自動車製造メーカーで
生産技術の仕事をしてた頃の話、

入社してすぐの研修期間が終わって、
まず配属されたのは、製造工場にある
『ボデー課(世間でいうボディー)』
という部署で、

そこでは、
車のボディーを構成している
鉄板のパーツ(パネル)を
溶接ロボットや
治具(じぐ)と呼ばれる機械を使って、
1台のボディーに組み付けていくのが
主な工程でした。

その部署で僕がやってた仕事のひとつに、
『品質管理』というのがあって、
例えば車のモデルチェンジなどで、
ボディーを構成するパネルの形状や
材質が変わった場合など、

それに合わせて
ボディーを組み付けている
機械の方も改良や改造をしたり、
配置換えをして対応するんですが、

その際1日に300台とか
400台ものボディーを組み付けても、
精度(ボディーの寸法)が保てるように
製造ラインを作り込んでいくのが、
『品質管理』という仕事でした。

そういった仕事なので、
ボディーを構成するパネルのどこかに、
溶接不良やへこみといった、
品質管理上の問題が生じた場合、

例えば
『どのパネルの、どの部分』
というのを伝えるにも、
東京ドーム何十個分もの広さがある敷地内を
問題が発生するたび走り回る訳にもいかず、

かといって口頭だけだと、
聞く人によって
イメージする箇所も違ってしまうので、
ピンポイントで伝わらないんですよね。

まあ今ならデジカメやスマートフォンで、
何とでもなりますが・・

そこで当時は、
『パネルのイラスト』を即興で手書きして、
各部署の人たちに伝える
という手法が取られてたんですね。

つまり、
そこでの共通言語は『パネルのイラスト』
しかも手書きなので、

僕が入社して、
一番最初に苦労したのが、
『目の前のモノを短時間で正確に描く』
ことだったんです・・(泣)

もちろん
コンクール入賞を目指す訳じゃないので、
芸術的に描いちゃいけませんよ!

あくまで目前の事実に忠実に・・です。

ちなみに、このメルマガでも時々、
僕がスポーツカーの写真を見ながら
イラストを描いてた話をすることがありますが、
でも、それは小学生の頃の話で、

以来、絵など美術の授業以外で
描いたことがありません。

ところが、、
さすがトヨタだけのことはあります。
当時、僕の指導担当をしてくれてた先輩が、

それこそ、
目の前のモノだけに限らず、
電話でパネルの名称を伝えられただけで、
『これなんだよ〜』と言いながら、
スラスラと描くことが出来てしまうという、
まさに『イラストの達人』だったんです!

『捨てる神ありゃ、拾う神あり』
とはよく言ったもので、

僕はその先輩から
『これは何のパネルかな?笑』とか、
『お前が言ってるのはこのことか?』
(と言いながらスラスラと・・)
という温かい指導のおかげで、

今でも
そこそこのイラストが
描けるようになったんですね〜(笑)
(ただし車に限りますが)

もちろん、
それが今の仕事に役立ってるのは
言うまでもありません。

関谷はやと

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