グループB
From:関谷はやと
『不要不急の外出は自粛してください』
という要請が、様々な所から出された結果、
室内で過ごす人が相当数増えたんじゃないかと・・
すると、それに伴って
パソコンや携帯端末を使った
リモートワークやリモート学習も増えますが、
ただ、そんなのを1日中やってたら、
集中力が保たないし、おまけに
気分も滅入ってしまいますよね・・
そこで
『YouTube』のような動画を見て
気晴らしするのも一つの方法ですが、
そんな時、クルマ関連の動画で
僕がおススメするのは、
荒れた路面を超高速でレースする
WRC(世界ラリー選手権)の映像です。
中でも迫力があるのは、
1980年代のラリーを盛り上げた
『グループB』というカテゴリー
どんなのかというと・・
例えば、今あなたが
40年前に製造されたコンパクトカーに
乗ってたとします。
でも普通のコンパクトカーじゃなく、
エンジン出力は500馬力にもアップされ、
それを支えるサスペンションも
ガチガチに堅められています。
ただ、いくら補強されてるとはいえ
ボディーは当時のもの・・
その車で、林道のようなコースを
アクセルを目一杯踏み込んだまま
走っている姿を想像してみたら・・?
これってまさに危険と隣り合わせの
『狂気の世界』だと思いませんか?
ちなみに、
当時グループBでしのぎを削っていたのは、
ドイツのアウディ、
フランスのプジョー
イタリアのランチャといった面々、
まるで第一次世界大戦のようです・・
(他意はありませんよ)
映像を見てもらえば分かりますが、
クルマもドライバーも、
コースに飛び出そうとする観衆も
今風に言えば完全に『イカれてます』
まあ、その分迫力とエンタメ度だけは
保証しますが・・(笑)
ところが、、
当時の自動車メーカーたちが、
グループB車両の開発競争に
歯止めをかけなかったため、
コントロール不能かと思われるほど、
安全性など二の次にした
モンスターマシンが次々に登場することに・・
その結果、
レース中の悲惨な事故が相次ぎ、
結局グループBの規定は、
開始から5年ほどの期間で
見直されることになったんですね〜
そう考えると、
こじつけになるかも知れませんが、
現在の車に、
自動ブレーキや自動アクセル、
車線や車間キープ機能といった
最新の安全技術が、
しかも当たり前に
装備されるようになったのも、
グループBといった、
クルマと運転技術の限界に挑んだ人たちの
貢献による側面もあると思います。
関谷はやと
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